三等管理職が組織を壊す
※20代を“うつ”にし続ける女性マネジャーの病理 若手上司が心酔する「部下を破壊するマネジメント」
これはかなり実感として理解できますね。プレーヤーとしての能力が大して無い上に本質的に「マネジメント」ということを理解していない(ドラッカーを読んで「真摯であること」が重要とか本気で言ってしまうタイプね)連中が、会社や部署の都合で何となく管理職になって部下を持って、片っ端から部下を潰す。かつて井上成美は不出来な将官を「三等大将」と言ってはばからなかったけども、こういう連中をまさに「三等管理職」と呼ぶべきです。
安易な世代論を使いたくないけども、ポストバブル世代はこういう連中ばかりが生き残っている印象があります。バブル世代も基礎的な能力という意味で色々問題があるんだけども、マネジメントという意味では一番問題にすべきはポストバブル世代の三等管理職でしょうね。
実のところ、Li-ion電池を製造するために必要とするエネルギーとかを考えると本当にハイブリッド車がエコロジーなのかというと疑問だし、本論で述べている通りエコノミーかという話をすると、業務用車両みたいに相当な距離を走らないと元は取れないでしょう。まして今のプリウスなんかは3ナンバーサイズで、ドンガラもでかいからその分デッドウェイトを抱えているわけですし。
車の技術の話をするとマツダの「SKYACTIV」自体は非常に面白いです。車としてトータルに良いかと言われると色々ともにょりたくなる(そこはマツダクオリティ)けども、買っても悪く無い車だと思いますね。
以前明星大の関先生の著作「東日本大震災と地方産業復興」を読んだ時に初めて知ったんですけど、東北地方って高度経済成長の恩恵を殆ど受けていないんですよね。主に人材の供給源として機能していて、地域に対する還元は殆ど無かった。それであるが故に、ある意味「白河以北一山百文」というのが一面真実となってしまっていた。ところが、交通網が80年代末から90年代になって整備され始めると一転注目されるようになるんですね。第二次産業的な産業集積がなされるようになるのはそれからです。
今現在で言えば北上川流域地域は一大産業集積を形成しているし、震災や原発事故の風評被害で大打撃を受けたとはいえ沿岸部の水産/水産加工コンプレックス(コンビナート)も非常に大きな付加価値を生み出していると言っていい。
と、まあ、関先生の研究ではこういう明るい話が中心になっているので、実際の当事者の苦悩、特に当局関係者が感じるようなリンク先のような暗い話はあまり触れていないんですよね。そういう意味では非常に価値があると思う。
無論、賃金水準が低いというのはもともと農閑期労働が中心だったためという歴史的経緯はあるし、現実に「安さ」しか取り柄が無い地域という開き直った現場サイドの考えもわからないでもないし、リンク先の発言者にはイノセントさを感じなくはないけども。
正直、64年の東京五輪は世界に「成長する東京」をアピールしましたが、20年の東京五輪は「衰退する東京」の墓標として振り返られないことを祈るのみです。
実際の所、今回の五輪でカネが投下されるのは都心部、それもごくごく一部で、隊長が書いているような都下もそうだし区部の中でも扱いが軽い足立区とかそういった地域はロクに恩恵を受けずゴミの始末だけする羽目になるオチが見えている。
正直、オリンピックはイスタンブールでやるべきだと思う。シリア情勢とかを見ると色々と厳しいのかもしれないけども、中東地域で初の開催というのはそれはそれで大変に象徴的な出来事になるでしょう。
※マレーシア赴任で面食らった家電&水漏れショック 異国の地から日本企業の「文化的対応」を考える
本論で言わんとすることはわかるんですけど、ビックだのヤマダの店員なんて専門知識のかけらもないですって。おまけにマレーシアと同様、在庫が無くて取り寄せのものを棚に並べるのも常態化している。正直、たとえがあまりよろしく無いですね。
※貧困下にあると貧しい現状で頭がいっぱいになり貧困から抜け出せなくなる
「貧すれば鈍す」がまさに脳の世界でも真であった、と。何と言いますか、貧困が社会的階層を固定化するメカニズムそのものですよね。
※労働の二極化に抵抗する、上級者への簡単な道~とあるカキ氷屋の統計技師(データサイエンティスト)
リンク先では「上級者」をやたらと持ち上げてるけども、ぼくはどちらかというと懐疑的なんだよね。クルーグマンが昔書いたコラムで「人間に残る仕事は掃除とかメンテナンスの肉体労働的な雑用」なんてのがあって、遠くない未来そうなると思うんですよね。
そこで必要なのは、ここで批判されている汎用的スキルを如何にバランス良く持っているかなわけでして。
※【ほんとにシンプル】京都の地下鉄がどれだけシンプルか四コマ漫画にしてみた。
京都の場合、交通ネットワークという意味ではバスや私鉄、JRがさらに加わるからこれだけで比較するのは若干アンフェアな気がします。まあ、それらを含めると大阪が一層カオスなことになるでしょうけど。
※【美術館】今週末は嫁を質に入れてでもアンドレアス・グルスキー展に行け
ぼく自身、ちょこっとだけ写真をやる以上興味は湧きますね。それに、リンク先の説明もなかなか読ませてくれたので、なんとか時間に都合をつけて行きたいと思います。
六本木の国立新美術館で9/16まで開催されているそうです。興味のある人は是非。