頭文字「な」の作者
大沼という野球選手が居た。典型的な二軍以上一軍未満の選手で、ピンチの場面で登板した日にはご丁寧に塁に居る選手を生還させてそれからそこそこのピッチングをするという、まさに防御率詐欺のような選手だ。よほどの野球ファンでもなければ一山幾らの野球…
その昔、ナイター中継がお茶の間の団欒の中心にあった時代があった。当然というか巨人阪神戦(いや、別に巨人大洋戦でもいいが)を父親がビール片手に眺めている光景というのは、所謂「懐かしい光景」としての昭和像としてよく映し出されてきた。 いつのころ…
一般文芸に対して書評を書くのは若干躊躇するものがある。ぼく自身それほどそういったものを読んでいるわけではないし、そもそも一般文芸でかなりの数を占めるミステリの類にあまり親和性が無いこともあって、そちらの知識があまりないからだ。第一、これら…
産業技術総合研究所でヒューマンエラー防止の研究を行っている著者による、事務ミスの分析と対策を述べた一冊。 一昔前、製造業というのは3K(キツイ・キタナイ・キケン)職場の典型と嫌われた時代があった。確かにそういったころの製造業は言われても仕方…