伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2014/10/27)

f:id:yohichidate:20141004210658p:plain


原油価格が下落してしまったため、シェールオイル採掘の採算性が低下!3分の1のシェール田が赤字に落ちるという試算も。 - SONOTA
[シェールオイル][経済][国際][アメリカ][原油][エネルギー][資源]実際の採算ラインはもうちょい先にならないと見えてこないけど、ここら周りもう少しアクセル緩めてもよろしくはないでしょうか、などと。

(追記)もちろん従来資源としてカウント出来なかったようなものが資源となるという観点において、シェールオイル周りに関しては十分にインパクトのあるイノベーションであることは論を俟たないわけですが、現実的に採算という意味で言えば精査すべきフェイズなんじゃないかと思う次第です。
誘導品の生産について言えば、逆説的になりますけど多少コストが高かろうと最新でかつ大規模なプラントに仕立てることでコスト競争力を持たせるというやり口はアリなわけですが、それでも汎用品を生産するというのはちと厳しいでしょう。ただ、作る対象さえ間違えなければ十分にやれる可能性は大なわけで、石油化学工業というところではかなり注力しても悪くはないでしょう。
ただ、純粋な資源(ガソリンだとかそのあたり)というところで言えば、そこまで競争力があるかどうかはかなり微妙なラインでしょうね。

続きを読む

今日のはてブ(2014/10/16)

f:id:yohichidate:20141004210658p:plain
これが本当の後付更新詐欺ですなorz


すき家NFです。メニューの作り方を教えて下さい。昨日からメニューを作... - Yahoo!知恵袋
[研修][労働][Yahoo!知恵袋][すき家][オペレーション][オペレーション崩壊][ビジネス][企業]これ、2011年の質問なんですが、OJTが機能せずオペレーションが崩壊しつつある良い傍証ですね

(追記)これ、たまたまはてなブックマークで見かけたんですが、よくぞこれを拾ったと感心しました。まさにすき家で発生したオペレーション崩壊の一例として非常に優れたものだと思います。
(例えネタだったとしても、それに対する回答2つがオペレーション崩壊の過程で発生するおぞましい光景をありありと活写している)

将来にわたって無期限に事業を継続することを前提とする企業ないしは組織における要素として個人的には以下の3つが全てだと思っています。

  • プロセスとしてのオペレーション
  • 継続のための前提を記録・管理・制御するためのアカウンティング

今回のすき家のケースはオペレーションの中における「人的資源管理」の不全がオペレーションを蝕み続け、最終的に崩壊に繋がったということなんだろうと思っています。じゃあ、何故「人的資源管理」の不全が発生したか? ってところに関しては色々な要因があると思っています。一例としてアカウンティングの観点で不健全な指標管理をしていたって指摘もありますが、それもあったとしても単一の原因ではないでしょうね。

続きを読む

今日のはてブ(2014/10/06)

f:id:yohichidate:20141004210658p:plain
週明けそうそう毎日が地獄です。


HP、個人向けPCおよびプリンティング部門を分社し「HP Inc.」を設立 - PC Watch
[HP][PC][IT][ハードウェア][分社化][プリンター][企業][経営]もともと2012年ごろだったか分社化って話はあったので、ある意味既定路線でしょうね。


HP's big split: Five reasons it's a good move | ZDNet
[PC][IT][HP][ビジネス][企業][ハードウェア][経営][x86][プリンター]HPというとハード屋のイメージが強いけどその分ソフト側は微妙だからそこに注力しないとってのはごもっとも。あとプリンタってそんな儲かってたんだ。

(追記)上でも書きましたがもともとHPのコンシューマ向けPC事業の分割って話は結構前から出ていた話でした。ですので、この話が出たときにそれほど驚きは無かったのですが、プリンタ事業がそんなに儲かっていたってのはちょっと驚きです。日本国内ではキヤノンエプソンの印象が強く、HPのプリンタというと比較的地味(それでいてインクがアホほど高い)なイメージでしたので。
利益を稼ぐという観点ではアプリ+サーバ系のソリューションに全般的にシフトしている関係上、ハード屋の色合いが強く実際アプリ関係のリソースが弱いHPとしては、コンシューマ向けPCという微妙事業を外に出してでも注力しないとどうにもならないって所だったのでしょう。ただ、いかんせん自社リソースで何かをするといっても、とてつもなく微妙な感じなので恐らくどこかのアプリ関係を買収してセットで売り出すという方向に舵を切ることになるんでしょうね。

他方、コンシューマ向けPC事業という観点で言うと「MADE IN TOKYO」を売り文句にしてきた昭島の事業所はどうするんですかね? 正直、日本国内でDELLだのショップブランドと正面から殴り合いをしてやってけるのかというとそれもまた微妙で恐らく縮小に持っていかざるを得ないんじゃなかろうかと。

続きを読む

今日のはてブ(2014/10/04)

f:id:yohichidate:20141004210658p:plain
今週の疲労が酷くて日中熟睡してしまいました。いやこれマジでアカンやつや。


米メディア報道:アップルが新製品発表イベントを10月16日に開催 : ギズモード・ジャパン
[iPad][イベント][IT][Apple][Mac][タブレット][プロダクト][スマートデバイス]iPad miniはiPhone6 Plusに統合する形でディスコンへ、現行iPadサイズが標準モデルになって新サイズの大型iPadが家庭用のタブレットという位置付けになると予想


スマートフォンの横幅、3年間で1cm広がる - ケータイ Watch
[サイズ][スマートフォン][Android][iPhone][画面][タブレット]6~7インチタブレットとの収斂過程の動きかと。たぶん6インチサイズくらいで止まるんじゃないかな。


(追記)再三触れてますけども、iPhone6 Plusがリリースされた時点でiPad miniは歴史的役割を終えたものと考えています。なんとなれば、スマートフォンに分類されるスマートデバイスが小型7インチクラスタブレットと収斂する動きが決定的になり、存在意義を確実に失うことになるからです。このあたりを担うデバイスはPCアーキテクチャでは難しくて、ベンダーこそ複数居るもののある程度淘汰されてくるんじゃないでしょうか。小型化とバッテリマネジメントというのは、ノートPCの例を見てもわかるとおり一朝一夕でなんとかなるものでもないですし。
一方でタブレットです。恐らく家庭用/企業内運用で基本的には持ち出さない性質のサイズと営業活動におけるプレゼンテーション/コミュニケーションツールとしてのサイズに二極分化するんではないでしょうか。そう考えればiPadのサイズラインナップが大きくなる方向で増えるのは、その潮流通りの進み方ということになります。
タブレットに関してはノートPC側(MicrosoftIntel/ノートPCベンダー)の巻き返しも凄くて、Surfaceは「ノートPCとしても使えるタブレット」としてそれなりに日本国内でも浸透しつつあります。艦隊これくしょんという誰もが意図していなかったキラーアプリがあったという要素はありますが、iPadのようなタブレット運用しか基本的には考えていない端末の問題点を補うというアプローチは蓋然性があるし、受け入れられるのも納得できます。「タブレットとしても使えるノートPC」としてはPanasonicのLet'snoteですね。相場からいけばかなりお高いですが、ビジネスシーンとりわけ日本の通勤事情を考えると企業向け販売でそれなりの数が捌けるし、商売としては一定の位置をこれからも占めるものと思われます。
そう考えると、タブレットのマーケットに関していえばまだまだ最終的な収斂結果は見えない感じですね。

続きを読む

今日のはてブ(2014/09/29)

f:id:yohichidate:20141004210658p:plain
もうあと2日でタグを「今日のはてブ2014年10月」に変えるのか…… などと思うと若干感慨深いというか、よく続いたなあ、などと。
3ヶ月続いたら、タグが並ばないと格好が付かないので暫く続くことになるんでしょうね。


LIXILに異変?海外積極展開&国内で急ブレーキ 世界的企業への脱皮に正念場 | ビジネスジャーナル
[LIXIL][建材][株][企業][経営][海外展開][ビジネス][住宅設備]決して極端な弱みがあるわけじゃないけど、単なる寄り合い所帯になってしまっているきらいはありますわな。


津賀パナソニック、反転攻勢は本物か | 最新の週刊東洋経済 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
[パナソニック][企業][会社][経営][ビジネス][弱電][住宅設備][建材]良いも悪いもなくて、住宅設備関係でシナジーを発揮して、それなりの品物をよそを叩き潰す価格で出して儲けてるんだから、そこまで文句はないわな

(追記)ある種明暗が別れた建材系2社です。といっても後者が建材系というと違和感を持つ方も居るかもしれませんが。
実のところ、旧電工(パナソニック電工松下電工)系の製品について言うと、大変に好調なようです。今はエコソリューションズ社という社内カンパニーになっているようですが。IR的にはこの四半期あまり増益に繋がらなかったようですが、実際のところ消費税増税の反動の中で健闘した部類かと思います。特に住宅向けの太陽電池オール電化などの製品群が強いのと、地味に個々の建材で稼げる製品が出てきているというのが大きな要因ですね。シェア面では決してトップとは言えないですが利益確保重視という側面が強いのかと思います。
実のところ、パナソニックについては弱電の中でも創業事業である住設系と準創業事業の白物家電へ回帰して、確実に利益を確保していく方針に舵を切ったと言えるでしょう。
もちろん、そこに思うところはあるでしょうけども、確実に利益が取れる分野に集中するのはひとつの経営施策としてアリです。ただ、先々を見た中でAV系分野をどうするのか? ってのは大きな課題にはなるかと思います。
PCマニア的にはLet's noteの将来像も気になるところです。ある意味建設現場/米軍スペシャルのTough BookとそのベースモデルのLet's noteという組み合わせは、これも確実に利益を取っていけるところではあるし、ノートPCに対して堅牢さを求める私みたいなユーザには確実の訴求するものではあると思いますが、それだけで本当に良いのか? ってのは考えて欲しいですね。
(場合によっては、東芝あたりと組んだ形で販売するのも面白いかもしれない)

一方LIXILです。こちらはサッシやキッチン、バスルームと国内ナンバー1シェアの事業を多数抱えているわけですが、他方海外展開(主にカーテンウォール関係)が中々利益に貢献しないという状況に陥っています。
建材というジャンル自体、かなり土地柄スペシャルな側面も強く、果たして海外展開ということがイコール会社の将来性を高める方向に行くのかどうかというあたり若干疑問があります。もちろん、温水洗浄便座のように訪日客の肛門に多大な感動を与えるような製品も存在します。そういったものを海外のドメインやチャネルを使って展開するのは決して悪くないと思います。
ただ、とりわけ外装系の建材なんかは製造拠点からの展開をするにしても、それなりに横持ちに時間がかかるわけで、極論消費地に近い所で作った方が良い(小さい現場が多い場合は特に)わけで、もっと違った展開の仕方は無かったのかなぁという疑問は否めないですね。
また、国内の工場での生産トラブルとそれに起因する欠品とか、妙にチョコチョコ起きてますよね。在庫周りの管理をかなりギリギリまで縮減しているという証拠ではあるんですが、他方生産トラブル自体設備管理等の体制に問題があるのではないか? という疑念がこれまた否定できないです。

続きを読む