伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

三等管理職を生み出す拙劣なマネジメント

なぜ高学歴のクラッシャー上司が評価されるのか? 20代“うつ”社員の量産ラインと化した職場の混迷

先日取り上げた「三等管理職」がらみの記事の続きです。
結局、パッと見こういう「三等管理職」ってのは見栄えがいいわけです。業績の面でも上からのウケという意味でも。ただ、所詮はトリックスターでしかないわけで、本質的にプレイヤーとしての実力が伴ってないからまわりに迷惑をまき散らす。結果、創造性に乏しい組織になり、それほど遠くない未来、滅びの道をたどることになる。
やるべきことは単純なんです。360度評価なんて難しいことは必要ない。部下からの上司像をヒヤリングすればいい。それこそ人事部門が給料分の仕事をするだけの話です。恐らく拙劣な経営者にとっては驚くような結果が出ると思いますよ。でも、それは反面として己の未熟さを写す鏡以外の何物でもない。それを受け入れるだけの勇気と矜持があるかどうかが経営者に問われている。

オリンピックに経済効果なんかないことについて

依って立つところは異なるけども、相変わらずこういう話を書かせると山形さんは凄いですよね。引っ張ってくるネタもさすが。
リンク先の中で紹介しているポイントもぜひ読んで欲しいところなんですが、個人的には紹介している論文の概要で

長期的な経済便益は、オリンピック関連の施設やインフラ投資が、オリンピック後の年月でどれだけ経済全体にうまく組み込まれるかで大きく左右される。

というのがあって、これが一番重要だと思うんですよね。で、今回の東京五輪で投下される資本がそういったものに振り分けられるかといえば怪しいと言わざるを得ない。何よりも国立競技場の改修なんか無駄そのものでしょう。あれがオリンピック後どれだけ有効に活用されるんでしょうか。使われない資産はいわば不良債権というべきであって、ゴミでありウンコ以下のシロモノなんですよね。そこを理解している人の少なさに大変嘆きたくなる。特にジジババ世代が酷いです。
ジジババのノスタルジィが現役世代を振り回す。これまでもよく見られた光景ですが、今回はまさにとどめの一撃となってしまう気がする。

こうやって悪口だけ書くのも何だからちょっとだけ東京五輪に期待していることがあるんです(交通関係への投資は書くまでもないので敢えて外します)。それは、ビッグサイトの増改築なんですよ。一見、ムダなハコモノに見えるかもしれないけども、実のところでかい展示会でビッグサイトではキャパ不足なケースがかなりあるそうです。また、不便を情熱で乗り越えてくれるコミケなんかと違って、普通の展示会では東館と西館を跨いだ開催というのは難しい。そこで東西どっちでもいいからあそこを増設して欲しいですね。少なくとも(国立競技場の改修よりも)オリンピック後の便益はあるし、なによりも受益者も多い。決してコミケ参加者だけの話じゃない。

学テ結果に衝撃の静岡知事「校長名公表したい」

何らかの問題が発生したときに必要なことは、緻密な原因分析と地道な対策です。これはどんな分野でも同じ。
ここでやろうとしていることは一種の奇策です。確かになにがしかのショック療法にはなるかもしれない。それそのものは否定しませんが、根本的な原因の解決にはならないでしょう(いささかミストさん入ってるなw)。それどころか確実に現場は萎縮します。これはもう間違いなく。次に起きるのは学力テストでの不正にまつわる不祥事です。断言しますよ。
問題解決に王道はなく、緻密さと地道さを捨てた対策は地獄への道しか待ち受けていない。

自動ブレーキアイサイト搭載車の思わぬ弊害に爆笑www

ラブホのビラビラで立ち往生する車の姿は何ともいえない可笑しみを感じるけども、単純に笑い話で済ませられる話でもないんですよね。
実際に今存在する自動ブレーキシステムを搭載した車について誤動作というのは結構あるようなんですよね。速度次第ではカーブやら街路樹に反応して警報を出したりとか、電磁波での検知をするタイプで乱反射が原因の誤動作による事故なんかもあったりするそうで。
技術そのものがまだ標準化されてないから仕方が無い側面はあるんだけども、どうしてもこの手の機能を積んだ車については「人柱」感が否めない気がする。

遠隔操作プログラム、同僚PCから発見される…片山被告弁護団が会見

こりゃもう泥沼だよね。これを担当させられる検事さんは本当に貧乏くじだと思う。

メイド協会理事長の森永卓郎さんの有言実行っぷりが素晴らしいwww

ジョジョだったかな「吐き気を催す邪悪」ってセリフがあったかと思いますが、これは言ってみれば「吐き気を催す善良」だわな。
約束に対して誠実であることは評価すべきだけど、誰得すぎる。

「艦これ」を契機に学ぶ、日本海軍とSEGAの類似性とは?

SEGA的なるものを評したことばで大変に秀逸なことばがありまして、それは「せがせがしい」というものであります。なるほど、日本海軍というのはせがせがしい組織だったというわけか。