伊達要一の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

身近なもので生き延びろ(西村淳/新潮文庫)


面白南極料理人こと海上保安官にして30次及び38次南極観測隊の料理人として参加した著者のサバイバル読本。サバイバルといっても、マニアックなツールを……というよりも身近なシロモノを活用するという話なのだ。
どちらかといえば、ミリタリクラスタの自分からすれば、意外と面白く読めた。意外と言えば、北海道出身者が非常用熱源として薪ストーブを勧めていたことだ。例の原発云々に関連してか、ぼくの周りではとかく評判が悪かった薪ストーブなのだが、非常用の熱源としてはけっこう優秀なのかもしれない。そういう点ではちょっと見直した方がいいのかもね。むろん常用はしんどいだろうけども。
それよりなにより、何というか不肖・宮嶋氏との往年の歌丸・小圓遊や赤松・久米田を思い起こさせる「仲良くケンカしな」状態になんというか笑いを禁じ得ない。とりあえず、この笑いを得る為だけに本書を手に取っても損はない。