伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2014/10/23)

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本当にゲームが好きな奴って減ったよね~三度の飯よりゲームをプレイできる人がさ - 言いたくないけど、僕が青二才です
[ゲーム][フリーゲーム][コミュニケーション][ビジネス]昨日のコンテンツ産業・商用ゲームサイドの話を受けてのフリーゲームフリーク側の主張。ぼく自身Cresteajuというフリーゲームに青春の35%ほどを注いだし気持ちはわからんでもない。物言いはアレだが

(追記)たぶん明日辺り同人ゲームとかSteamあたりでマネタイズしてるゲーム周りの話がホッテントリ入りするとみた。実際問題として、たぶんゲームとしての(取り上げるネタとしての)多様性あたりはたぶん商用ゲームよりも同人界隈だとかフリーゲームというあたりが担っていくのかな、と。

で、取り上げたCresteajuですけども評価されやすいタイプのフリーゲームでは決して無い内容です。はっきり言ってしまえばド直球に王道のストーリーRPG。ただ、小ネタのくすぐりや空気感はある意味極度に80年代や90年代的だったし、あれが公開された当時の作者のウェブサイトの空気は今でもぼく自身のエンタメコミュニティに対する立ち位置のベースになるものだったと思う。

今から見ればグラフィックも音楽もチープ(や、グラフィックは当時でもかなりチープだったかな。独特のアジはあったけど)だし、多分「今から」楽しむにはちと辛いかもしれないのは事実だけど是非遊んで欲しいと思うところはある。

ってあたりの感覚なのかな、フリーゲームが伝播する過程ってのは。自分のエクスペリエンスを共有して欲しい | させたい | してもらいたいという、押し付けがましさ溢れる空気感。まさに鳥坂先輩のようなアレ。言ってみれば中学や高校の緩すぎる部活動の空気。究極超人あ~るほど「劇的」でもなければ、げんしけんけいおんほど「真面目」でもない。あの感覚。

なんか書いていてポエミィになってることは自覚してるけども、そういったアレ空気を関わるひとたちにまとわせるような何かが多分フリーゲームの世界にはあるんだろうと思う。

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今日のはてブ(2014/09/25)

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チェックしているニュースが結構多くて溜まっている状態です。
土日あたりにまとめて掲載するため、2回分更新しないと厳しいかもしれないですね。


スマートフォンの次なるステージが見えたIFA 2014 - ケータイ Watch
[Android][iPhone][iPad][Apple][スマートフォン][レポート][イベント][IFA2014][キャズム][タブレット]全般的に、5.5~6inchクラスの移動体端末と10inchクラスのホームユース端末って形態に収斂しそう。


Googleの新興国向け格安スマホがもたらすもの(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
[スマートフォン][IT][Android][Google][Android One][インド][中国]電話+移動体端末として最低限必要な機能を絞り込むと、最終的には便利ならくらくホンになりそうですよね。

(追記)前に小型のタブレットスマートフォンの収斂が云々という記事を書きました。

ドイツで開催されているIFA2014のレポートを見るに実際にその流れは確実に進んでいますね。良くも悪くも「電話」という通信手段よりもリッチな通信手段に切り替わってきている以上、この流れはどうしようもないでしょう。現実的な可搬性との観点で5.5inch~6inchというサイズで収斂して、そこから価格競争だけの世界になるのかな? と予想します。
スマートフォンにせよタブレットにせよ、とうの昔にキャズムは超えており実際のところこのままでは衰退期に入ることすらある状況です。現実的には新興国への格安端末展開ってところに戦場が移りつつ、徐々に端末価格が上がっていき先進国レベルの端末機能になっていくという流れなんでしょう。

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自分で調べる技術(宮内泰介/岩波アクティブ新書)


インターネットの普及に伴って、「知っている」から「調べる」への置き換えが進んで久しい。かくいうぼくも、結構いろんなことを忘れながら生きていて、本を読んだり調べ物をしたりするとき、ウェブだの辞書だの、それに参考資料を探したりしながらやっていることが殆どだ。
ところが、その「調べる」の質はどうなんだろう? と思うことが、ままある。それこそ、まるで何も調べず、学ばず書き飛ばしているような言説が飛び交うのを目の当たりにすると、とてつもなくげんなりするのだ。それに日常生活だけの話だけじゃない。本来「調べる」ことをしながら学問を修めるはずの大学生ですら、よくよく調べもせず物事を見過ごしていることがよくある。それでいて、卒論となると真っ青な顔をして図書館や本屋を探し回るならまだマシで、担当教授に泣きついてテーマやら文献やら聞いて済ませるなんてフトドキモノも沢山居ると聞く。
本書は、そんな風潮に対して一石を投じてくれる。もともとは市民活動――みんなが忌み嫌うプロ市民もここには含まれるかもしれない――向けに書かれた調査についての本なのだが、そんなところだけに使うのも勿体ない。2004年に上梓されたこともあり、使う機材(今どきMDレコーダを探そうとしても結構困難だろう)やインターネット周りの話もちょっと古さを感じさせるところがあるが、図書を探したりそれを纏めたり、インタビューしたりといった部分は今でも十分通用する内容だ。
何かを調べる必要があるとか、論文を纏めなければならないといったシチュエーションだけではない。日常を過ごす中で疑問を持ったり、仕事をする中で調べ物をすることだって、当然あるはずだ。そういった時にこの本は役に立つだろう。