伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2014/11/04)

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今日は完全にグロッキー状態のため短縮版です。

トクヤマ 新第一塩ビの千葉工場生産停止

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/11/04-17933.html
[トクヤマ][樹脂][化学][化学工業日報][企業][ビジネス][塩化ビニル][撤退]この稼働率でもスプレッドが取れなくて合わないのね。建材周りには悪いけど需給がもっとタイトになるまで構造調整は必要ですね

信越化学 電解・塩ビ強化 鹿島は省電力型電解に一新

http://www.kagakukogyonippo.com/headline/2014/11/04-17928.html
[塩化ビニル][エネルギー][企業][ビジネス][化学][化学工業日報][信越化学][鹿島]こちらはトクヤマとは対照的に設備改善のお話。ただ、効率を上げないと国内生産では生き残れないというどっちかと言うと詰めろ逃れの設備投資の印象がある

(追記)塩化ビニル周りの好対照(に見えて根っこは一緒)のニュースが化学工業日報に掲載されていましたので併せてご紹介したいと思います。

基本的に塩化ビニル樹脂自体、特需だとか製造トラブル等で需給バランスが崩れることはあれど根本的には供給過剰状態なんですよね。特に国内だと儲かりにくい(けどモノによってはかなりキーな部材だったりする)塩ビ管くらいがメインでそれ以外の用途については、塩化ビニルを敬遠する流れの中で廃れてしまったというのが実情です。自然と製造設備は縮小されていくことでしょう。

一方で、先ほど触れた建材用の塩ビ管ってのが意外と重要な部材だったりします。例えば電気温水器の中で使われていたりする。東日本大震災で鹿島や千葉といった製造拠点が止まった折、ここらへんの生産が吹っ飛んだそうです。

正直、このあたりの汎用的な部材について国内で繰り回すのは現実的に無理が来ているというのと同時に、海外材や海外生産で繰り回せるのか真剣に検討すべき状況なのかもしれませんね。