伊達要一の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス(宮嶋茂樹・勝谷誠彦 構成/新潮文庫)


説明不要な「不肖・宮嶋」氏とサイバラさん曰く「ほもかっちゃん」勝谷氏による爆笑ルポルタージュ。以前ツイートした「面白南極料理人」(西村淳/新潮文庫)と時期がオーバーラップしているので併せて読むと吉。
ただ、色々と朝日だの社民党だのこき下ろしている割には、後々西村淳さんの方の本で色々disられているワケでございまして。そのあたりは少しあとがきでもexcuseされているのがオモロイ。なんと言いますか「ダブルチェック」って大事だよねってことを心の底から感じる体験をできる本であります(前提、西村さんの方を読んでいること)。そういう意味では稀有な体験ができるかと。
ある種の観客的感覚で言うならば、宮嶋さんのルポルタージュは矢張り戦場、それも爆弾がドカドカ落ちてくるようなイラクの地みたいなところで発揮される気がする。報道カメラマン、それも修羅場で切った張ったをする宮嶋さんのルポを幾つか読んでいると、極地の過酷さがぬるく見える不思議が。もっと地獄を! と思ってしまう無責任な観客になってしまうのだ。