FEP辞書うぉっちゃあ(2):IME用将棋用語辞書
「誰得? 俺得」を合言葉に始めた「FEP辞書うぉっちゃあ」も2回目です。昨日の分はこちら。
本日ご紹介するのはAkinori MUSHA氏作の「IME用将棋用語辞書」です。
タイトルが全てを表す系で大変わかりやすいのですが、これの凄いところはMS-IME、ATOK、Google日本語入力、VJE、ことえり、かわせみ、Anthy、Cannaと幅広いフォーマットに対応しているところ。
……正直VJE、ことえり、かわせみあたりまではなんとか知ってましたけど後ろ2つは初耳でありました。
将棋用語はとくに自分で指した将棋にメモを書くときに厄介で、特に座標指定がアラビア数字と漢数字の組み合わせ(横がアラビア数字、縦が漢数字)なもので変換が面倒なんですよね。
こいつを使うと全角で両方数字で打ち込むと自動的にアラビア数字-漢数字の組み合わせに変換してくれる大変に便利なものです。
また将棋用語に関して言えば、単漢字表記するときに変換が面倒くさいものが結構あって(例えば「飛車」を「飛」、「桂馬」を「桂」、「香車」を「香」「歩兵」を「歩」とするような場合ね)いちいち「ひしゃ」と打ち込んで「飛車」に変換してからBackspaceで消して「飛」にするような非効率的なことをやっていたのですが、それもこの辞書があると解決です。
個人的には「ひしゃ」と打ち込んで「飛」を表示させたり、「ひ」と打ち込んで「飛車」を表示させたりできるとより便利かなぁとも思います。あと、似たようなパターンで座標を読み上げベースでも変換して欲しいと思ったりする(例えば「8一」としたいときに「81」と打ち込むのではなく「はちいち」と打ち込んで変換できるようにする)んですが、現実的には数字で打ち込んだ方が早そうですし揺れも大きい*1から難しいところですかね。
ともあれ将棋ファンなら必携の辞書かと。オススメです。
*1:例えば「6八銀」のときに、「ろくはちぎん」とするか「ろっぱちぎん」とするかという議論がある