伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2015/02/19)

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疲労がピークに達していてかなりヤバげな状態です。

VAIO 新モデル」

特定の機種を極端に取り上げるのもなんですけど、やはりノートPCの将来像とかを考えると取り上げざるを得ないところでしょう。ある程度記事をまとめて取り上げます。

VAIO Zは武士にとっての刀。LaVie ZやLet'snoteとは方向性が違う」 ~VAIO Z発表会レポート

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150216_688560.html
[PC][ノートPC][モバイル][VAIO][2015春モデル]筐体の剛性確保のとか、全般的にモバイルとして使えそうなマシンに仕上がっているのは素晴らしいですね。尖っているけども見るべきものがあると思います


【Hothotレビュー】VAIO「VAIO Z」 〜新生VAIO初の独自開発製品はフラッグシップモバイル - PC Watch


【笠原一輝のユビキタス情報局】最高のクラムシェル型PCにこだわった新「VAIO Z」 - PC Watch


国内メーカー技術の粋を凝縮した新生「VAIO Z」 〜28W CPU搭載。数々の部品を専用開発し打鍵音までチューニング - PC Watch


VAIOの新生ノートPC「VAIO Z」にマンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」がプリインストール -INTERNET Watch

(追記)これ以外にもVAIO関係の記事はいくつかあるはずなんですが、とりあえずこのくらいにしておきます。VAIO Z Canvasについては日を改めて取り上げる方向で。
ぼく自身はあまり求めていない機能(グラフィック/写真等)に今まで特化していたこともあってSONY時代からVAIOにはあまり興味がなかったんですが、PCの今後の方向性を考える上でこれ以上ないくらい注目すべきモデルだし、しっかり取り上げたいと思います。

そもそも論としてPCというデバイスが「まとまった規模の成果物を継続的に生み出す」「ローカル環境で強烈に重たい処理をかける」方向性以外においては、各種スマートデバイススマートフォンタブレット)にその役割を奪われつつあるわけです。なんとなれば、ウェブをブラウジングしたり動画を眺めてコメントをつけたり電子書籍を読んだりちょっとしたゲームをしたりなんて領域は、PCで無くとも済むわけですね。
PCを使うべき/使った方が便利なシーンって何か? というと、例えばまとまった量のテキストを生み出したり、イラストや漫画を書いたり、音楽や動画を編集したりといった「アウトプット」のシーンであり、バトルフィールドなんかに代表される「強烈に重たい処理が要求される」ゲームで遊ぶシーンだったりするわけです。これに付随して、PCデバイスで生み出された同人ベースのゲームを遊ぶシーンなんかも含まれるのかな。こういったシーンにおいて、生半可なノートPCというのは極論存在意義が乏しいものだと思います。極論、中途半端なモバイルノートだとか凡庸なA4ノートPCというのは、先細りになっていくと見ています。残ったとしても企業ユースで大量導入されるデバイスという位置づけになるんでしょう。そういったものに関しては(富士通やHPなんかならともかく)基本的に国内メーカーが価格競争をしていくのは厳しいかな、と。
こういう話をすると「日本の住宅事情が云々」という話をする向きが多かったりするわけですが、極論このあたりのPCを代替するものとして昨年マウスコンピュータが出したようなスティック型PCだとか、NUCなんかが今後伸びてくるんじゃないかと思う次第です。忘れちゃならないのは、ノートPCというのは基本的に色々と無理をしている機械だということなんですよね。熱設計などを考えたときに一番そういったものがラクなのがラックマウントのサーバだったりするわけで、それから遠ざかりかつキツキツな実装のノートPCには相当の無理がかかっている。その無理を解消するための代償は往々にして製造コストに跳ね返ってくるわけです。スティック型PCやNUCなんかも決して容易に製造できるものじゃないけど、ノートPCよりは汎用的な設計が利くわけです。
恐らく企業ユースにおいても、先々こういったモデルが使われるようになるんじゃないかと思っています。主にA4ノートの代替として。

さて、本題のVAIOです。今まで良くも悪くも「マルチメディアならなんでも」という方向性(まあ、SONYという会社の性質を考えれば仕方がないんだけど)だったところを、2Dグラフィックに特化してきました。この方向性はかなり面白いものだと思います。なんとなれば、殆どのデジタル絵師勢はPCにペンタブレット、それとグラフィックソフトという組み合わせで絵を描いているわけですが、当然これらの組み合わせは可搬性に難があったわけです。CLIP STUDIO PAINTVAIOの組み合わせで同じことが出来るようになるようで、例えばスケブ的な絵を即売会会場から投稿したりなんてお遊びが今まで以上に容易になるということなんですよね。これは新しい価値創造だと思います。
あまり推奨出来ないけども、超極道入稿(当日の移動時間に書いて近場のキンコーズで印刷とか)だとか移動中にコピー本を1冊仕立てるなんてことももしかしたら出来るかもしれない。

ぼく個人は絵に関する技術について今まで真面目に習得してこなかったこともあって、ここらへんの部分についてはあまり自身が使うということが無いと思うんだけど、ノートPCの将来像の一つとしては非常に注目すべきですね。