伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

本日の更新(2018/03/07)

引き続き宣伝代わりにリンク貼り。逆に言うと更新が書けていないともいう。
yohichidate.hatenablog.com
yohichidate.hatenablog.com

今朝も予定通りの起床。正直風邪気味で体調はあまりよくない。身支度のち家事と朝食を摂り図書館へ出撃。

図書館ではあまり捗っていないものの、本好きの下剋上の新刊はゲット。

実のところフライングゲットにあたるのでAmazonでもまだ画像が出ていなかったりする*1

あまり捗っていない状況でダラダラと居座ってもアレなので早めに撤退。適当に散歩して帰宅。
以下、本当にどうでもいいお話を続きを読む記法にて。


唐突ながら版権商売のお話。具体的には微妙に忌み嫌われているパチンコやらパチスロへの展開に関して。
正直、ライトノベルやら漫画の類を最近殆ど買ってない*2し、アニメも殆ど見ていないからアレなんですけど、ぶっちゃけた話パチンコやらパチスロへの版権展開というのが込みでメディアミックスをかけるというのが定跡になりつつあります。社会的に(それこそ「忌み嫌われている」くらいなわけで)逆風が強烈に吹いているとはいえ、ある種計量法*3的な法的規制の問題*4もあって、半ば「強制的」に一定スパンでパチンコ機・パチスロ機というのは廃棄入れ替えされることになっています。もちろんいわゆる「みなし機」と呼ばれる例外的な残置機種があるのは事実ですが、あくまで例外であって原則としては一定スパンで入れ替えることになっています。

当然のことながら業界的にもそれに合わせる形で台のリリースを続けるわけで、強力な自社コンテンツを持つような企業であれば後継機種をそのスパンで出していくわけです。パチンコ機の三洋物産であれば「海物語シリーズ」であったり、パチスロ機の北電子でいえば「ジャグラーシリーズ」なんかですね。冗談のような話ですがスペック的に色々と問題が無くてユーザーに支持されているようなケースであれば、ガワの部分だけ変えて再度検定を受けて別機種として再リリースするようなケースもあったりします*5
一方で大多数のパチンコ機・パチスロ機メーカーはそこまで強力なコンテンツを持っているわけもなく、様々な版権を買ってきてパチンコ機やパチスロ機に仕立て上げてリリースをしていくわけです。

その中でアニメ化されたコンテンツというのはゲーム構築上の世界観がある程度出来上がっている関係もあり、さらにあわよくばアニメそのもののファンが入り込んでくれるという期待もあって、現実問題としてパチンコ機メーカーやパチスロ機メーカーは様々な版権に関わってくるわけです。メジャーな作品で言えば「ルパン三世」や「北斗の拳」などです。これらなんかは極端に強い版権だから、ある程度のユーザーが見込めるので比較的「固い」版権と言えるでしょう*6
一方、あまりカネが出せないようなところは比較的地味な版権に手を出します。これが最大限巧く行った例というのが、現ユニバーサルエンターテインメントから出ている「バジリスク甲賀忍法帖〜」なわけです。もともとのコンテンツ自体がケレン味はあれどクソ地味な作品なのに、アニメ化がここまで続いたというのは正直パチスロ機の影響と版権収入というのは否定できないところではありましょう。幸いなことに連載媒体が青年誌ということもあって、比較的ユーザーの流動がしやすい傾向にあると推定出来る状態だったの影響しているのかもしれませんが。

その一方で、パチンコ機にしてもパチスロ機にしてもこのように「幸運」なケースだけではありません。先述した「バジリスク甲賀忍法帖〜」は「バジリスク〜絆〜」*7という台が極めて支持された一方で「バジリスク3」がとんでもないクソ台として、ユーザー・ホールからもそっぽを向かれることとなり、アニメの続編製作が危ぶまれるという状況に陥ったりもしました。いや、よくぞ続編製作に漕ぎ着けたものだと関係者の皆様の苦労が忍ばれるところです。忍者だけに。

また、ユーザーからは支持されるもののホールから支持されない台というなんとも微妙な台もあります。オーイズミというメーカーからリリースされた「パチスロひぐらしのなく頃に祭」は、技術介入*8の要素が極めて大きく、完全に技術介入を用いて遊戯した場合、機械割という設計上の払い出し値の上では最も勝ちにくい設定であっても100%を超える*9という台になっています。技術介入性の高い台を好むユーザーからは無茶苦茶支持されたものの、ホールからすれば台単位で赤字になりやすいということもあり敬遠されるというオチになってしまったという、なんともコメントに困る事態になってしまいました。
ちなみにこの台ですが、製作者の「俺は高設定なんて引けない*10、低設定でも勝てる台を作りたい」というなんとも身も蓋もない動機で作られていたりするそうで。

ある意味究極のユーザー目線ではありますが、それが商売的にどうなのかというと…… あとは技術介入が出来なければそれだけ不利になるわけで、版権を使った作品としては若干矛盾を感じなくは無いところではあります。

余談ですが、この手の「甘い」*11台にまつわる話は版権モノ以外にも結構あって、現ユニバーサルエンターテインメントからリリースされている「クランキーセレブレーション」なんかも、最も勝ちにくい設定状態であっても機械割が100%を超えるように遊戯することが可能なこともあって、勝ちやすい設定状態にされることがまず無いという本末転倒な状態に陥るなんてことがあったりします。

それで、なにがいいたいかといいますと、けものフレンズです。ここまで版権でgdgdしたんだから、もういっそのこと適当にパチンコ機やパチスロ機でクソ台にして派手に自爆して業界野次馬ともども健やかな笑いを提供して頂けないものかと思う次第です。いや、あれガワだけけものフレンズにして中身獣王にすればフツーにパチスロ機にデキそうじゃんというネタから思いついただけなんですけどね。

*1:でもKindle版はなぜか画像があるんだよね

*2:いや、ま、上で書いている通りハマっているヤツは買ってるけどね。生徒・学生時代のような無茶苦茶な――月に新刊5~6冊、古本10冊前後――みたいな買い方はしなくなったってこと。今から思えばかなりアレな購入量よな

*3:水道メーターやガスメーター、タクシーメーターなどのメーター類を一定周期で交換しないといけない的なことが定められている

*4:パチンコ機やパチスロ機は原則的には概ね3年+3年の6年スパンくらいで廃棄入れ替えされることとなっている。例外的に残置されるケースもあるので一概には言い切れないけども。ここはパチンコ・パチスロのサイトではないので詳細は専門家にお任せします

*5:北電子の「アイムジャグラーEX」は「ジャグラーシリーズ」の極度に単純なゲーム性(GO GOランプという当選告知ランプを光らせれば当選)や適度なスペックから長らくホール・ユーザーともに支持されている関係で、ほぼ同一スペックで細かい演出だけ変えた機種がリリースされている

*6:もっとも「北斗の拳」は先駆者というのもあり、非常に大変だったという話もある。ただ、これが結果として非常にユーザー・ホールに支持された機種だったことが幸いしたともいえます

*7:俗に「絆」とも呼ばれる

*8:パチスロに顕著だが、特定の出目を精密に狙って押す「目押し」という技術を使い、パチスロ機内部で成立している入賞役を取りこぼすことを減らすこと

*9:つまり理論上かつメダルの数量上は負けないことになる。

*10:勝ちやすい設定の台に座れないという意味

*11:おおざっぱに言って「ユーザー側に有利」ということ