伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

本日の更新(2017/08/25)

今日の更新は出来事的には大した話を書くつもりはありません。が、ある動画で思いっきりコーフンしてしまったので、それについてgdgdと書いていきたいと思います。



昨晩は25時前の就寝。ゾルピデムエバミールを1錠ずつ服用。
一昨日に引き続き、更新を記述したあと、ウェブをダラダラを眺めて時間を過ごしてしまう。それどころか、寝る前に一本だけ…… と思ってAssetto Corsaを起動したらいつの間にか1時間が経過しているというね。こらもうあきまへん。

今朝は8時起床。完全に寝坊ですね。やはり寝る時間が遅いのはよろしくないです。
朝食と身支度を済ませて少しPCを弄ってから図書館へ出撃。途中銀行に立ち寄って用事を済ませる。図書館では例によってお勉強。まぁ、ほどほどの進捗。

帰途、100円ショップにてロケットストーブの材料を購入。具体的にはこちらのサイトに出ているヤツですね。
sherpers.org
実は以前にも100円ショップのオイルポットを浸かったロケットストーブを作ろうと思って購入はしたのですが、穴あけ加工のところで道具が不足して頓挫していたんですね。ところが、上述のサイトの後段にあるブリキバケツとクリップを使ったロケットストーブであれば穴あけ加工が不要*1なので、これならイケると思い購入してきた次第。こちらは作業写真を撮ってブログのネタにもしたいところですね。さらに、完全な衝動買いでスキレットを購入。前々からしっかりと油の染み込んだ鉄製の調理器具を使ってみたくて、今回思い切って購入してしまいました。

帰宅して夕食。その後ウェブを眺めていたら、あっという間にいい時間になってしまい慌てて更新に取り組む。



まずはこちらの動画をご覧頂きたいと思います。

【これは凄い!】TOMIX 『TNOS新制御システム』 店頭実演会に行って来ました! 2017.8.6 (タムタム秋葉原店にて)
正直なところ、手先があまり器用じゃないので自作する能力も無いし、レイアウトを組む場所やコレクションを保管する場所も無い*2のであまり興味がなかったのですが、これを見て真剣に購入を考えてしまいました。

鉄道模型界隈の方であればこれの凄さは書くまでもない*3と思うので、鉄道の保安装置・システムマニアという極めてニッチ観点からの興奮をお伝えしたいと思います。

鉄道における保安装置・システムというのは、類似するものと同じく幾多の事故・トラブルの歴史の上に成り立っています。また、技術の進歩とそれに伴って増加する需要によって、より緻密にならざるを得ないという社会的要請によっても進歩せざるを得ないという面もあります。具体的には、現代で云うところの「閉塞」*4に対する冒進*5を防ぐための信号設備は、最初は無かったわけです。ぶっちゃけた話、線路のキャパシティに対して列車の本数が限られているわけで、ある種信号の無い区間における自動車交通と同じ感覚でもさほど問題は無かったと見られていたわけです。
……まぁ、実際は問題だらけだったわけですが。

その後信号機やそれを制御するための「システム」*6は、事故・トラブルごとに発展していくわけです。最終的には今現在存在するような鉄道保安装置・システムまで、連綿と連なる歴史があったんですね。
私自身、多少鉄道業界に関わることがあったこともあって、この保安装置・システムは非常に興味深く、面白いものだと思っています。特に、ごくごく入門レベルの情報としてWikipediaの内容が非常に良くまとまっていて、そこを入り口に専門的な内容に辿り着くまでにはそう時間はかかりませんでした。

それで鉄道模型の話です。鉄道模型は単純化してしまうと、レール上に電気を流して模型車両側に通電させてモーターを動かして走行させる仕組みです。色々と例外*7はありますけども、TOMIX社が主に取扱うNゲージ*8では基本的にはこのやり方です。極めて簡便な方法で、鉄道模型に対するトータルコストを下げるという意味では極めて合理的な方法なのですが、信号制御という意味では非常に悩ましい面がありました。車両の制御が非常に難しいんですね。

通常であれば1編制だけをレイアウトに載せて、パワーパックと呼ばれる制御機器*9で走行させればいいのですが、複数編制を載せようとするとこれが非常に難しくなります。一応、複数のパワーパックを使うことで出来ないことは無いのですが、往々にして衝突や脱線などの事故*10を招くことになります。また、仕組み上同一の線路上で対向するような運転が現実的には不可能*11なため、大概のレイアウトはループさせる形で組まざるを得ませんでした。まあ、これについては物理的なスペースを考えても仕方のない面はありますが。

今回この製品によって、複数編制の運転や単線での対向運転が可能になるんですね。これは信号制御という観点ではとても画期的なことだと思います。しかも、製品にはPCとの接続も考慮したポートが存在するということで、将来的にはPCの画面で極めて高度な「運転指令ごっこ」が出来るようにもなる可能性を秘めています。

最初この動画の「TNOS」という名称をみたとき「随分と大仰だなぁ」と斜に構えていたんですが、これはそれだけのものですね。

*1:厳密には底をくり抜く必要がある

*2:それ以前にオカネが無い…… というのは極論それほど壁ではないと思っていたりする。趣味のためのオカネはどうにかして才覚で捻出するものだと思っているので。ただ、物理的なスペースは一般的に趣味に捻出するオカネとは一線を画すものだと思っています

*3:というより、すでに情報を掴んでおられるかと

*4:駅などの施設を含めてこの表現を使っています。厳密に言うとそれらに対してこの表現を用いるのは若干間違っているのですが、単純化のために敢えてそうしているのでご宥恕願いたいと思います

*5:本来進入してはいけないのに進入してしまうこと。現代で云えば信号機に「赤」が現示されている区間に列車が進入すること

*6:この場合の「システム」は仕組み全体を指すものと考えて頂きたい

*7:例えば蒸気機関車であれば小型の蒸気機関を搭載させるといったケースもありますし、バッテリを内蔵させて車両側で走行させる方法もある

*8:軌間――レールの間隔が9mm(Nine)であることからこの名前がついている。縮尺としては日本の大概の車両を対象とする場合1/150のサイズとなる

*9:レールに流す電圧をコントロールすることで車両の速度を変化させる

*10:模型のため人命に関わる事態に陥る危険性は極めて低いものの、一方で模型やレイアウトの破損という物損の危険性はそれなりにある

*11:車両側を改造して対応させることで可能ではあるが、非常にややこしいことになる上に現実的な運用を実現するのは不可能に近い