伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日の羽田空港(第1ターミナル展望デッキ)(2016/12/03)

第2ターミナルに引き続いて第1ターミナル展望デッキでも撮影してみました。
yohichidate.hatenablog.com
こちらは一般的に午前順光ということで殆ど使ったことが無かったのですが、夕方近くになったというのと曇り気味の天気が幸いして中々いい感じに撮れました。ATIS*1等を聞いた上で空港の運用を確認してからにはなりますが、こちらでの撮影も今後考えた方が良いですね。

この日はR/W34Lのランディングしか撮れませんでしたが、運用によってはR/W34LやR/W16Rからのデパーチャーもあるでしょうし天気に依っては富士山をバックにも出来るようです。ただ、視程が良いときに限られるわけで基本的には午前中――というか朝の早い段階に勝負をかけるしか無いのかもしれません。展望デッキのオープンが6時半からなので夜明け前に乗り込んで朝イチからスタートするような感じでしょうか。

ちなみに第1ターミナル展望デッキの環境ですが、通常の展望デッキの上にさらにもう1段展望デッキが設置されています。低い方の展望デッキは今回使わず高い方の展望デッキから撮影しましたが、ランディングを撮るのなら低い方を使っても面白いかもしれませんね。近いうちに試してみたいところです。

日本航空 JA8988(Boeing 767-346)

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R/W34Lへのランディング寸前となったJA8988
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F5.6 1/250 109.3mm*2

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
6900 +3 +0.70 +100

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
-15 -25 +32 +42

夕方ということもあり実際はかなり薄暗い感じでした。ピンボケを恐れてレンズを絞ったのが悪い方向に出てしまっています。結果的に背景側にピントを取ってしまっているような感じです。

露光量自体かなり持ち上げてコントラストをマックスまで引き上げてますけど、それでも眠たいカットになってしまってますね。

全日本空輸 JA732A(Boeing 777-381ER)

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JA732AがR/W34Lに設置した瞬間
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F5.6 1/250 109.3mm*3

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
7600 +12 +0.70 +68

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 +19 -16 +74

こちらは比較的大型のB777-300ERということもあり、かなり迫力のあるカットになりました。それでも絞ったせいか背景の工業地帯にピンがあっているような雰囲気が強く今ひとつインパクトが無い感じです。

露光量を持ち上げてコントラストを引き上げるのは先程と同様です。カットが眠たいのも同様というのが悲しいところですが。

ソラシド エア JA808X(Boeing 737-81D)

f:id:yohichidate:20161203155215j:plain
JA808X、R/W34Lへのランディング直前のシーン
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/500 109.3mm*4

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
7250 +11 +0.70 +100

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
-66 +8 +18 +33

f:id:yohichidate:20161203155220j:plain
ランディングに成功しタイヤからスモークを出すJA808X
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/500 109.3mm*5

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
7500 +12 +0.70 +83

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
-33 +18 -8 +93

ここからさらに薄暗くなってきたこともあり思い切って開放絞りにしています。

ランディング直前のカットはやはり眠たい感じですが、ランディングの瞬間のカットはそれなりに見られるものになったかと思います。

個人的に航空機はテイクオフからデパーチャーの間とランディングのシーンが好きですね。アプローチやデパーチャーをまともに撮るのが難しいからというのもありますが。
特にランディングは接地した瞬間タイヤスモークを出している一瞬が一番良いですね。

全日本空輸 JA76AN(Boeing 737-881)

f:id:yohichidate:20161203155535j:plain
ランディングに向かうJA76AN
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/500 109.3mm*6

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
8100 +14 +0.30 +100

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 0 +39 +34

f:id:yohichidate:20161203155541j:plain
JA76ANのランディングの瞬間
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/500 109.3mm*7

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
8000 +15 +0.30 +53

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 +42 -9 +51

先程のソラシド エアに引き続き開放絞りで撮影しています。薄暗くなってきているので露光量も少し補正しています。

1枚めは今ひとつピントが甘いところをコントラストで補正をかけて無理やり使っている感じです。開放絞りはピント合わせが難しいですね……

2枚めの方はピントはまあまあなんですがタイミングが今ひとつでした。もう少し早くシャッターを切っていればもっと派手にタイヤスモークが出ていたんですが……

日本航空 JA306J(Boeing 737-846)

f:id:yohichidate:20161203160223j:plain
JA306J、ランディング一秒前
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/400 109.3mm*8

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
10250 +20 +0.30 +66

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 +26 -17 +35

キャプションの通りランディングの1秒前といった感じのカットです。
こういうとき連写で信用出来るカメラ*9であればきっちりピントを合わせてランディングの瞬間を捉えられるんですが、手持ち機材ではそこらへんは望み薄ですね。

日航機の場合塗装の関係もあって非常に眠い画になりやすいのでコントラストをがっつり上げてます。薄暗いので露光量を補正しているのも先程までと同じです。

またここから夕暮れ時というのを補正するために色温度を極端に高い温度にしています。実際はここまで紅い感じでも無かったような気もしますが……

ソラシド エア JA808X(Boeing 737-86N)

f:id:yohichidate:20161203160346j:plain
アプローチからランディングに切り替わるJA808X
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/400 109.3mm*10

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
9000 +18 +0.30 +100

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 -29 +38 0

f:id:yohichidate:20161203160350j:plain
JA808X、ランディング一秒前
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/400 109.3mm*11

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
9600 +28 +0.30 +100

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 0 -12 +99

先程の日航機と同様タイミングが微妙なことになってしまったカットです。

ソラシド エアも塗装の関係上、日航機同様に眠た目に出る傾向があるように感じます。
さらに両方とも多少ピントが微妙だったこともありコントラストをマックスまで補正しています。色温度を極端に高めているのも同じですね。

全日本空輸 JA8674(Boeing 767-381)

f:id:yohichidate:20161203161004j:plain
瞬きする間にランディングのタイミング
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/250 109.3mm*12

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
11000 +25 +0.70 +62

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
0 +9 -23 +44

カメラマンのウデの悪さを露呈しているようで恥ずかしいですね。ランディングの手前のカットが続きます。

全日空機は比較的ピントが合わせやすい塗装でピントもそこそこ合っていましたが、よりくっきりとさせるためにコントラストを持ち上げてます。また色温度も極端に高くしてますね。

スコーンと晴れた大空へデパーチャーしていく全日空機を一度撮ってみたいものです。

スカイマーク JA737T(Boeing 737-8Q8)

f:id:yohichidate:20161203161123j:plain
JA737T、ジャストランディング
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/250 109.3mm*13

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
10000 +24 0 +51

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
-28 +12 +39 +38

今回の1タミでのベストショットだと思っています。

ピントもそこそこでしたが、何しろ胴体部分の塗装が日航機やソラシド エア同様殆ど白なのでコントラストは持ち上げてます。

手持ち機材で最大限寄ってこの画角なんですが、欲を言えば多少画面からはみ出してもいいからもう少し寄りたいですね。Boeing 737-800自体小型の機材なので正直500mmでも望遠が不足しているように感じてしまいます。

全日本空輸 JA817A(Boeing 787-881)

f:id:yohichidate:20161203161301j:plain
ドリームライナー、アプローチ
撮影諸元

F値 シャッタースピード 焦点距離
F2.8 1/250 109.3mm*14

色表現

色温度 色かぶり補正 露光量 コントラスト
8900 +20 +0.3 +47

トーンカーブ

ハイライト ライト ダーク シャドウ
+21 -12 -5 +100

最後はBoeing 787-8で締めてみました。

コントラストの補正を控えめにしたせいか、多少画が眠く背景にピントが合っている感が否めませんね。

使用機材等について

テレコンが増えているので以前記載したものを修正してみました。

  • カメラ:STYLUS 1s
    • 昨年購入したコンパクトデジタルカメラです。フルサイズ換算で300mmでF2.8通しというかなり尖った特徴を持つカメラなんですが、残念ながら現在ディスコンになっています。ヘタなレンズ交換式カメラとキットレンズの組み合わせよりは良いカメラだと思うんですがね…… 先日テレコンとワイコンをゲットしました。最大でフルサイズ換算510mmまで寄れるようになり一層パワーアップしています。特にデパーチャーを撮るときに物凄く威力を発揮しますね。ただ、上でも書いた通り機材・シチュエーションによってはもう少し望遠が欲しい…… と思ってしまう局面もしばしば出てきます。まあ、そこらへんはAPS-Cサイズの一眼レフカメラあたりを検討していかないといけないと思いますが……

  • 受信機:IC-R5
    • こちらもすでにディスコンです。現行機はIC-R6になります。事前に周波数を突っ込んでPチャンイヤホンで聞き続けるなら特に困ることはないですね。かれこれ10年以上使っていますけど未だに不調なところが無い堅牢な受信機です。鉄道無線の受信をする場合には、空線信号キャンセラーがJR系にしか対応していないという弱点があるんですがエアバンドで使うなら現役で使える1台です。あと電池の保ちが悪いというのがかなり問題ですが、予備電池を持ち歩けば特に困ることは無いです。単三電池2本だからそれほど場所ふさぎにもならないですし。現行機のIC-R6はIC-R5の弱点を補うような感じになっています。2波を同時に受信することを目的に買い足してもいいかなと思っていたりします。ちなみに買うなら秋葉原などにある無線機器専門店で受信改造をしたものを購入することをオススメします。

  • 撮影スポットガイド:全国航空ウォッチングガイド 最新改訂版イカロス出版
    • こちらもド定番です。前回出版されたのが2013年で情報がだいぶ古くなっていたところ、今年の7月になって改訂版が発売されました。地図がわかりにくかったり、作例が全て無いこともあったりするんですが航空機の写真を撮るなら必須の1冊だと思います。特に地方空港で土地勘が無い場合にはかなり役に立つはずです。

*1:飛行場情報放送業務。トラフィックの大きい空港で管制業務を省力化するために放送されている航空無線。運用中のILSや離着陸に利用する滑走路、天候などをエンドレスで流している

*2:フルサイズ換算510mm

*3:フルサイズ換算510mm

*4:フルサイズ換算510mm

*5:フルサイズ換算510mm

*6:フルサイズ換算510mm

*7:フルサイズ換算510mm

*8:フルサイズ換算510mm

*9:ニコンのD4SやD5といったフラグシップカメラ

*10:フルサイズ換算510mm

*11:フルサイズ換算510mm

*12:フルサイズ換算510mm

*13:フルサイズ換算510mm

*14:フルサイズ換算510mm