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伊達要一の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2016/10/22~2016/10/28)(4)

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1テーマ1記事キャンペーン継続中。
以下の記事の続きになります。
yohichidate.hatenablog.com
yohichidate.hatenablog.com
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間に合わなくなってきたApple

アップル、「AirPods」発売延期。左右分離ワイヤレスイヤフォンに「予想以上の反響」 - AV Watch

これ地味にアカン事態じゃないのか? iPhone7でイヤフォン端子無くしたのってこれがある前提だろうし。Appleのエコシステム的に非常に拙いと思う。

2016/10/27 13:57

暫く更新が止まっている間に発売されたということもあってiPhone7についてまともに取り上げてませんでしたね。

スマートフォンをカジュアルに音楽を消費するためのデバイスと捉えたときに、規格としてレガシーでその上で技術的にも色々と面倒*1なイヤホンジャックを廃止するのはやり方としてはアリだとは思います。コンバート用のケーブルを自社で囲い込むのも、Appleのエコシステムとしてはまあアリなんでしょう。個人的には微塵も手を出したいとは思いませんが。
また、囲い込みの一環として純正のBluetoothイヤホンを出してくるのも当然っちゃあ当然です。

ただ、それはAppleとして囲い込めるだけの製品を出すことが前提になるわけです。
そのなかで今回純正のBluetoothイヤホンである「AirPods」の発売が延期になったのはエコシステム構築という観点では致命的な失敗だったと言えるでしょう。ある意味管理とかそういった浮世の面倒事から遊離したようなジョブスならまだしも、管理屋上がりのティム・クック体制下でやってしまったというところに現在のAppleの苦境が見て取れます。有り体に言ってしまえば色々な(オペレーションやロジスティクスといった)要素が間に合わなくなってきてしまっている。

前兆はMac OS Xのアップデートでゴタゴタし始めたころから出てはいたんですよね。あるいは地図ソフトのデータでパチンコガンダムなんてアホなデータを表示させてしまったことでもいい。ただ、それらに関してはまだ間に合わなくなった要因がリソース不足という言い訳が出来たし、舵取りの変化で修正できる余地があるように見せることは出来ました。
今回はもうそういった糊塗すら出来ないような事態でしょう。製品発表会で出したものがこの期に及んで出せないというのはそういう話です。

至る所でネタにされてますけど、現在Appleの純正ディスプレイはアクセサリのラインナップから消滅してます。LG製の4Kディスプレイや5Kディスプレイが純正扱いでラインナップされているだけです。

www.apple.com

ディスプレイにデザイン性を求めること自体、個人的にはどうかしてると思うんですが、LGのディスプレイは当たり前ですがApple製品にそこまで配慮してません。というか中途半端にデザイン性を重視しているが故になんとなく不安定な印象すら覚えます。極論を言えば無骨なモノの方がまだ良かった。Appleとして販売しているのではなくて、こんな製品が対応してますよという位置づけになりますから。
自社製品のストーリーという「こと」を重視してユーザを囲い込むAppleとは思えない状態です。

また、先日発表されたMacBook Proですが、これも正直首を傾げる製品です。
Touch Barと称してファンクションキーをよりインテリジェントにする*2というコンセプトは賛否あれどまだ理解できます。ただ、何故エスケープキーがそこに含まれるんでしょうか? Mac OSPOSIX互換環境として使い倒しているユーザはAppleから見ればどうでもいいんでしょうか? ってかVimmerに全力で喧嘩を売ってますよね、これ。
私自身ゴミクズみたいなレベルですけどVimを使ってます。*nixの世界では相当なユーザがいるテキストエディタです。当然Macユーザにも多数居るでしょう。ましてやプログラミングなどを行うユーザが多数居るであろうMacBook Proですよ。それらのユーザをあっさりと切り捨てるようなことをして、どうして商売が成り立つんだろう。
別にVimに限った話じゃなくて、エスケープキーってキャンセル操作で日常的に叩く類じゃないんでしょうか? それがわざわざ液晶画面を見ておっかなびっくり触らなきゃならなくなるのはアホらしいことこの上ない。
敢えて言えば愚行です。

ジョブス個人を神格化するストーリー自体を私は好まないですが、彼が残した遺産をついに食い潰してしまったよう言われるのも仕方がない状態です。

かねて経営のうち、ことサステイナブルに企業を運営していくうえで必要な要素として「オペレーション」「アカウンティング」「ロジスティクス」の3つがあると私は主張してますが、管理屋ティム・クックはなるほど「アカウンティング」の部分はなんとか出来たんでしょう。ただ、「オペレーション」と「ロジスティクス」が致命的に破綻していると私は見ます。前兆であったときよりも事態は深刻さを増してポイント・オブ・ノーリターンまで来てしまっているように見える。
それこそサムスンの「Galaxy Note7」をめぐる物理的炎上じゃないけども、そういった欠陥を出すのも時間の問題に見えます。

*1:ノイズだらけの環境でD/Aコンバートしたのちアナログ配線で出力するというのは、オーディオ屋的には非常に厄介

*2:液晶?画面になっていて自由に操作をアイコンベースでアサインできるようにする