本日の更新(2016/10/11)
今ひとつ気力が空回り。伊達要一です。
ちなみに実際の製造現場等においては、この手のケースで労災発生したら死亡事故だろうとなかろうと即対策になります。中小でどこまで実効性がある対策が取られているかはともかく基本的な理念はそうなる https://t.co/IZrJSSIdlh
— Yohichi Date (@Yohichi_Date) 2016年10月11日
中小の場合、今でもそうなのかは知らんけど「指の1本も潰さないプレス工は云々」のようなアレ環境や労災発生の責を労働者に帰するようなケースがあるというのを耳にしているが、少なくとも大手の現場だったりすると(若干頭痛がするレベルで)厳しい
— Yohichi Date (@Yohichi_Date) 2016年10月11日
笑えない話として、事務担当者がカッターナイフで用度品の開梱をしていたら手ェ切ったって労災の起因して、カッターナイフの使用が全面禁止になったりとか、そんな話もあったりする。多少コレジャナイ感はあれど、製造現場ってそんなレベルの管理をしてるのよ
— Yohichi Date (@Yohichi_Date) 2016年10月11日
で、他方メンタルヘルスについてはというと、多少はマシだけどお察しレベル。労働起因のメンタル問題でも労災にカウントしないしね。
— Yohichi Date (@Yohichi_Date) 2016年10月11日
ほぼ労災だろっていうメンタル不調、無茶苦茶いっぱいあったし。
(ここらへん、労働基準監督署の取締の問題もあるのだが)
労働基準監督署の取締について、こと製造現場については先にRTした「フィジカル」なものに重点が置かれていてメンタルが等閑に付されていることは否定できない事実だったりする。
— Yohichi Date (@Yohichi_Date) 2016年10月11日
もちろん、フィジカルな労働災害による問題が過去多発したことが原因ではあるのだが、今日的ではないという私的は必要
労働基準監督署の本来業務をどのようにすべきかっていう議論なんですよね。
労働安全衛生の改善指導という観点と違法な労働実態の摘発は結論的にはお互いに補完しあうべきものなんですが、労働基準監督官の職務スタイルが一人親方的な動きで極めて属人的なものになってしまうが故に後者の違法な労働実態の摘発が極めてまだらな動きになってしまい、前者の改善指導が有効に機能していないものと見ています。
また、監督署の活動重点が(特に労働安全衛生の改善指導の面で)未だにつぶやきで言うところの「フィジカルな労働災害」に置かれているというのも、現代の動きにマッチしていないひとつの要因ではないかと思う次第です。そもそも論からいうと、戦後間もないころの製造現場(よく3K職場*1などと言われていた)に対してどうにかして改善を行わねばならないという問題意識があり、曲がりなりにもそれが成功したという体験があることから、いたずらに批判するのも問題だということは承知していますが、改善指導という観点ではいい加減労働時間やワークスタイルが適正か否かという観点に切り替えるべきだし、摘発に関してもそれとリンクした形で取り進めなければ組織の存在意義を疑われかねない事態になると思います。
*1:キツイ・キタナイ・キケン