伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

次期車両運搬具調達(8)

毎度毎度のチリ紙交換…… もといクルマに関するヨタ話シリーズです。

いい加減、弥生軒我孫子駅唐揚げそばからアイキャッチ画像を変更しろって話なんですが、それを作成するほどの余裕すら無い状況なんですよね。こんな調子で車両を受け取るまでに終わるのかかなり心配になってきました。
ってなわけで今回もヨタ話抜きで行きたいと思います。

前回は義理と人情の板挟みになってはてさてどうするか? などということを考えるそんな状況に陥ったというところでの手抜き気味でのヒキ・ジツだったわけであります。

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比較してみないことには始まらない――そして見つかった決定打

実際に大きく情勢が動いたのは7月の末でした。
社内の稟議…… もとい実家での次期車両運搬具調達の話が基本的に通って(なんで自分のボーナスの話が大事になるのやら……)いい加減決めないとという空気になってきたのであります。

ってなわけで、一番長い付き合いをしている父親と一緒にトヨタのディーラーに行って決定打となる要素探しと最終決定をする…… という運びとなりました。


ディーラー側も必死です。そりゃエントリーカーでも一件成約すれば売上にして総額200万弱の商売なわけですから。
ましてや、長い付き合いがある先の家族(しかも父親同席)となれば今後に影響してくるわけで真剣味もかなり違ってきます。

ってなわけで、まずは実際に試乗することとなりました。先行はトヨタ・ヴィッツ。購入を予定しているモデルは1300ccでしたが、リッターカータイプも視野に入れていたので敢えて1000ccのモデルを出してもらいます。この辺り、トヨタの場合シャシーだとかそういった部分は殆ど変わらないのでこういう面ではラクであります。

……想像以上にステアリングが良い。
第一印象はまさにそれ。過去、レンタカーとかでヴィッツに乗った経験から言えばステアリングがフワフワで、良く言えばイージードライビングで悪く言っちゃうと不安定な感が否めませんでした。ところが実際に現行モデルに乗ってみたところ想定以上にしっかりとしたステアリングで思った通りに動かせる中身になっています。これは正直驚きでした。この部分がプアというのがトヨタの泣きどころと思っていましたから。
試乗コースを軽く流します。走る、曲がる、止まる。うん問題ない。こいつはなかなか悪くない。


決め手が無いぞ、おい。


そんなことを思いながら、DレンジとSレンジ(昔の三速オートマチックにおける2速ポジション)を使い分けながら走ります。Sレンジのギア比が大きくエンジンブレーキが効きすぎる感がありますが位置づけが昔の2速と違うと考えれば悪くない。一方で、カローラⅡのときに使っていた2速発進で速度を稼いでギアチェンジをするというちょっとしたスポーツ走行ごっこが出来ないなぁ…… とか考えながら走っていたんですが。

それは目の前の信号が赤を現示していたときです。当然減速しながら停車をしなきゃならないのですが。

ブレーキが想像以上に効きすぎました。認知・判断した以上に減速してしまい思わずオットットってな具合にノロノロ運転になってしまいます。
なんというかつんのめるようなブレーキ、いわゆるカックンブレーキであります。
これだけならウデの問題(だけでも無いんだけど)と言えるんですが……

走りだしてみると実はこれだけじゃありませんでした。
ヴィッツトランスミッションCVTなんですが、どうにも加速感が悪い。普通に運転する分には悪くないはずなんですが、カローラⅡを使っていたときの適度な加速がどうにもし難いところがあります。簡単に言ってしまえばキビキビ走らない感じがしてなりません(実は単純化出来ないところではあるんですけどね)。


だいぶ答えが見えてきた気がします。ディーラーの営業さんに断りを入れて今度は紹介を受けたマツダのディーラーへ。もちろんこちらでもデミオの試乗をします。それもまったく同じコースを。

前回試乗した際と同じく違和感が無いということ、それが全てでした。同じコースを走ってみると一目瞭然でブレーキの感覚にしても走りのキビキビ感にしても段違いと言わざるを得ません。

父親としてはトヨタを推していた(過去の付き合いもあるし)のですが、試乗に同乗して「これは仕方ないな……」という感じに変わっていくのが見て取れます。それほどまでに「走り」の観点で大差がついてしまったのであります。

道具としてのクルマ、"as a fun, interesting and joy"としてのクルマ、そして2%の人の為のクルマ

らくBセグメントカーを日常の道具として使うだけならばどちらでも変わりないという結論に至ったでしょう。ただ、走った時の「as a fun, interesting and joy」は明確にデミオにアドバンテージがあるということになります。

たぶん、カローラⅡを譲り受ける前にクルマを乗り始めたらヴィッツを選んでいたかもしれません。正直それまでは「クルマなんてどれも同じ」という考えでしたから。
ただ、クルマを操る「楽しさ」を知った今となっては、より楽しめるクルマを選びたい。そうだとするならばデミオかな? という具合に決定打に近いところにたどり着きました。

この時点ではまだ知りませんでした。これ以上の決定打があることを。ヒントは2%。答えは過去の記事でリンクを貼ったフェルディナント・ヤマグチさんのコラムのなかに。

ってなわけで再びのヒキ・ジツです。

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