伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

次期車両運搬具調達(6)

明日から会社などと考えると大変憂鬱な今日このごろではありますが、バカンスもラストスパートということでもうひと踏ん張りですわな。

ってなわけで、本業の休日仕事の前にお買い物ということで、こんなところでヨタ話を書いています。


もはやここまで来るとノマドもクソも無い状況のような気もしないでもないですが、一方空調は効いているし音楽もガンガンかけられるしそれなりに快適な環境ではあります。日頃音楽といえばヘッドフォンやイヤフォンで聞くというスタイルで、それはそれでいいんだけど座って何かを書くとかする際には地味ィにストレス溜まるんですよね。そういう面では快適です。
……まあ、ぶっちゃけ自宅の自室でガンガンに音楽をかけられるのがベストなんですけどそこらへんは実家住まいの悲しさということで、ひとつ。

さてさて、前回のラストでフェルディナント・ヤマグチさんのコラムがきっかけでマツダという会社を「発見」するに至ったというところでのヒキ・ジツだったわけであります。yohichidate.hatenablog.com

マツダ地獄(主に編集さんが)

前回のラストで「しつこく、それはもう異常なまでにしつこく取り上げられていました」などと書きましたけど、それはどのくらいかというと……

マツダ・ロードスター編(2010年2月24日~2010年3月17日:全4回)

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マツダ・デミオ 13-SKYACTIV編(2011年10月19日~2011年11月16日:全4回)

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マツダ・CX-5編(2012年11月21日~2012年12月10日:全4回)

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マツダ・アクセラ編(2013年11月28日~2014年1月10日:全6回)

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マツダ・本社工場見学&アクセラ開発主査インタビュー&藤原常務インタビュー編(2014年4月17日~2014年7月17日:全14回)

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マツダ・デミオ編(2014年8月29日~2014年12月24日:全7回)

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マツダ・「人馬一体塾」(2015年1月9日~2015年2月20日:全7回)

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マツダAWD試乗会士別編(2015年3月19日:全1回)

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ズラりとリンクを貼りまくりましたが(日経ビジネスオンラインのサイトって検索性が悪いのでこういうことをしておかないと後々面倒なのよ)、主にアクセラ編とマツダの本社工場(安芸郡府中町新地が住所になっているけども、地元だと最寄り駅の「向洋」の方が通りがいいらしい)見学あたりから物凄いことになっています。アクセラ編から人馬一体塾まで通して34回に渡っての超長期での連載! 実際に(ホント検索性が悪いのでこれはなんとかしてほしい。メーカー別で検索出来るようにとか……)日経ビジネスオンラインのサイトを見て頂ければわかると思いますが、これほどまでにしつこく、しつこく、そりゃもう編集さんの泣きが入るほどにしつこく取り上げた会社は多分ないでしょう。

フェルディナント・ヤマグチさんってそもそもどういう人かってぇと、ナンパなオッサンであります。それもコテコテにナンパな。トライアスロンやスキーのようなスポーツもなさる方だし、そもそも本業はお固いアナリストだったりするわけなんだけど、基本的には物凄くナンパで趣味人なお方です(ま、コラムの冒頭を見ればわかりますわな)。当然、そういう生き方の人にとってクルマってのは欠かせないアイテムなわけですね。よくあるモータージャーナリストが見るクルマ像とは違って「オレが楽しむためにこのクルマはどう使えるんだろう?」という視点でコラムを書かれている。
んで、興味が湧いた対象については物凄く濃いインタビューをされるわけです。はっきり言ってしまえばこの方のインタビューってチートなんですよ。本業でもっと修羅場に近いインタビューをされるわけじゃないですか。その技法で雑誌向けのインタビューなんて、正直モータージャーナリストとかばっかり相手にしているエンジニアなんかは上手く転がされてヤバいキワドイ発言をしちゃうわけです(もちろん、本当にヤバい話は自主規制されてますけどね)。

さてさて、そんな趣味人が注目するマツダのクルマってどんなものなんだろう? 興味を持ち始めたのは2015年も春を迎えたころになります。

これがBセグメント? デミオ・ファースト・インプレッション

そんなフェルディナント・ヤマグチさんのデミオに関する記事を見て思わず息を呑みました。これ、もしかしたらもしかするかも。今のカローラⅡのようなフィーリングを維持したまま、もっと良いクルマに乗ることができるかもしれない。その瞬間取るものもとりあえず、近所のマツダに試乗に行ったわけです。乗ったのは13S Lパッケージ。ガソリン車の最上位モデルです。

もう内装からして絶句です。これ、Bセグメントカーの内装かよ? ってなもんです。
レザーを使った内装にマツダコネクトをコントロールするダイヤル周り。正直、今乗っているのがさんざっぱら悪口を聞いていた「マツダ」のクルマとは思えませんでした。正直もっと高級な(それこそDセグメントカー――ミッドレンジ以上のセダンなど)クルマに乗ったかのように思えたわけです。月並みな言葉ですけど「クラスを超えた」ってのはこういうことを言うんでしょうかね。
試乗した感覚もほぼパーフェクトでした。恐ろしいことに油圧式パワーステアリングカローラⅡとほぼ同じ感覚でステアリングが操作できるんです。それにより現代的なチューンが施された1300ccのガソリンエンジン――スカイアクティブテクノロジーが搭載されている――で力強く引っ張り上げる感覚。
もはや頭のなかはマツダ一色でした。一目惚れってのはこういうことを言うんでしょうかね。はっきり言ってしまえばこの瞬間最終的にマツダ・デミオを選択することは決まっていたのかもしれません。

トヨタのディーラーで「マツダかスズキですかねぇ……」

我が家はそれこそ私が生まれる前から、自家用車はトヨタ車を延々と乗り継いできました。私が記憶している限りでカローラのワゴンタイプから始まり、ライトエースを2台乗り継いだ後はヴォクシーをさらに3台乗り継いでいる。ここまで来れば正直トヨタに義理を通すってのが筋なんですよね。

それは春ごろエンジン周りの点検でディーラーに入庫したときのことでした。

ディーラー「伊達さん、エンジンのオイルリークが酷いです。もうこれこのままだと(重整備をかけないと)車検通らないですよ」

いよいよもって次期車両運搬具調達プロジェクトが真剣味を帯びてきた(機能改善としての調達に劣化更新という側面も加わることになった)瞬間でした。

伊達「うーん、実のところ今のトヨタさんで(カローラⅡから乗り継ぎたいクルマが)無いんですよね、選択肢が」

ディーラーヴィッツはダメですかね?」

伊達「正直、悪いクルマじゃないと思うけども特性があまりに違いすぎると辛いですからねぇ」

このやりとり、ちょっと補足が必要かな、と。
実のところ、カローラⅡは非常に古い設計のクルマである(が故に)油圧式のパワーステアリングを搭載していました。ハンドリングという面ではヘタな高級車よりも良かったりしたわけです。一方現行のヴィッツ(に限った話じゃないけど)は電動式のパワーステアリングです。ある程度技術的に熟成してきたとはいえ、ハンドリングのフワフワ感が怖くてあまり乗りたくないってのが正直なところでした。

ディーラー「正直な話、他社さんでもいいんで、ご希望あります? もし良ければ知り合い経由でウラで見積もりとりますよ」

伊達「正直に言えば、御社のヴィッツ、スズキさんのスイフトマツダさんのデミオあたりですね」

ディーラー「わかりました。じゃあ、見積もりとってみましょう」

今から考えても本当に無理をお願いしたと思う次第です。
ただ、ディーラーの担当営業さんのおかげでこの長い旅路もいよいよゴールが見えるところまで来たわけです。
本稿、あと2回くらいで終わるといいなぁ(をい)

yohichidate.hatenablog.com