伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

本日の更新、そして次期車両運搬具調達(1)

いつもの言い訳であれですが、日中ほぼ終日外出状態で先ほどようやくWorkstationの前に戻れた次第です。そしてこの後はお仕事orz

何をしに行ったかといいますと…… 次期車両運搬具調達のお話。
現行ではカローラⅡという個人的にはドのつくほどピーキーだけど楽しいクルマ、一般的にはもはやスクラップにしかならない超オンボロに乗っていたわけなんですが、さすがにもはやメンテナンスが辛くなってきて、昨年くらいからコソコソと次期車両運搬具、ま、つまりクルマですな、そいつを検討していた次第。

んで、結論ですが。

色々と悩みまくった挙句、最終的にはフェルディナント・ヤマグチ氏のコラムでのマツダに纏わる連載が決め手となり、マツダ・デミオとなった次第です。ちょいと詳しいお兄ィさんには13SにLEDパッケージをつけたモデルと言えば通じるでしょうか。

余裕を見ながらちょこっとずつ何故選ぶに至ったか? なんて話も書きたい、書けたらいいな、ま、ちょっと覚悟しておけ、的な感じではおります。
ってなわけで、以下は妄想幻想垂れ流しのヨタ話。

何故ワタシはクルマに乗るのか?

マツダをはじめとした各社のエンジニア、営業マン、そしてクルマが大好きな方々に袋叩きにあいそうなところではありますが、日本、なかんづく東京/神奈川という土地柄においてクルマというものは決して必須のものではありません。無論、あれば非常に便利だし活用できる地域は沢山ある(特に東京都下や神奈川でもかなりの部分)けども、公共交通機関はそれなり以上に整備されているわけで必要不可欠かというと難しいところなわけです。

ここらへんの感覚は説明しにくいのですが、大体ベッドタウンと云われるような土地であればバスがかなりフリークエントに走っています。少なくとも4本/時間くらいのペースですね。これがフリークエントかというところについては議論の余地があるところかもしれないけど、本当の地方(かつて住んでいた岡山なんかね)を考えれば明らかにフリークエントと言えます。

さらに言えば、地域によってはバスや鉄道、地下鉄を主軸に行動した方がよほど便利なケースも多々あって、極端なことを言えばクルマを持っていても1ヶ月に1度乗るか乗らないかみたいな話もよく耳にします。ワタシ自身も現実的には土日しか乗れない状況で、それも短距離の所謂「街乗り」というレベルでしか最近は乗っていません。精々月に6~7回乗ればかなり乗った部類という状況です。

世の中の動きから言えば、最近の若者はクルマに乗らないなんて話はよくされるけども、それは維持費だとかそういったオカネの面だけではなくて、少なくとも自分が見聞きする都市部だけに限定すれば必要不可欠とはとても言いがたい状況にあるのは確かです。恐らく、名古屋市街とその周縁部、京都・大阪・神戸の都市圏なんかも同じ状況かと思います。あとは福岡とかそのあたりかな?

じゃあ、それでも何故クルマに乗るのか? それは多分、自分の認知・判断・操作によって自らのサイフが許す限りどこまでも遠くにいくことが出来るという楽しみなんじゃないかと思っています。

ワタシ自身は岡山に居たときにクルマにガシガシ乗っていたわけですが(最終的には病んだわけだけど)数少ないストレス解消でした。もしくはその手段でした。
夜中までかかった仕事の明けに職場からクルマを飛ばしてラーメン屋に行ったり、IOSYSクラスタとチャットをしている中で小腹が空いたら中座してちょっと離れた24時間営業のスーパーで食料を調達したり、これまた遅くまでやっている同人ショップに駆け込んでやたらと同人CDやら同人誌を買い込んだり。夜中に意味もなくちょっとしたロングドライブをしたこともありました。無意味に岡山から東京まで高速を飛ばしたり、鹿児島のハシまで下道を走ったり、カーフェリーで四国やなんかに渡ったり、そんなこともしてました。
多分、これが有益かどうかを論じれば所詮は浪費です。ただのムダと云われてしまえばそれまででしょう。わざわざこれをしなければならない理由はどこにも無いでしょう。ただ、ただ、楽しかった。一時の満足。それだけです。

でも、これが無ければたぶんもっと前に潰れていたでしょう。再起不能なレベルでおかしくなっていた筈です。恐らくこんなブログを書いたり、カンファレンスを回ったりということをする前に、色んな物に絶望していたことでしょう。

正直に言います。色々あったとはいえカローラⅡというクルマがあったが故に曲がりなりにも「楽しみ」――これはfunでもありinterestingでもあり、そしてjoyでもある――を得られ、生きてこられたと思っています。このクルマ自体、決して一般的にはfunでもinterestingでもjoyでも無いクルマです。平成始まってくらいの次期にあった国産のBセグメントカーのone of themでしかないクルマです。時代だったのかもしれないけど、今の軽自動車よりも軽い車体(実は1t切っている)に1300ccの比較的高回転させないと走らないエンジンを積んだ物凄くピーキーなものです。乗車定員いっぱい乗せると急坂でまともに登らなくて慌てるようなクルマです。
それでもワタシにとってはfunでもありinterestingでもあり、そしてjoyなものだし、それを提供してくれた。年式的にはスクラップか部品取りになってしまうでしょう。それでもその価値は計り知れないものだし、クルマにもそして開発したエンジニアにも、そしてそれを販売したトヨタという会社にも心から感謝して有難うと言いたいです。

ワタシ自身にとってのクルマ。それは生活の為の道具であることは決して否定しない(だって基本的には買い物の為に街乗りすることが殆どだしぃ)けど、それ以上に「楽しみ」を求めています。小見出しの問いかけの答え。それは「楽しみ」だからです。

car as a fun, interesting and joy

システム屋になって、なんだかんだもう数年が経つけども、この「X as a Y」という考え方は物凄く便利な概念、言葉遣いだと思ってなりません。
一方で、これを具体的にブレークダウンするには物凄く労力が要るわけです。昨年の次期車両運搬具調達開始から、これを具体的なスペック、車種に落としこむことに苦悩を続けることになるのでした。

以下、続くといいな。

(追記:続きはこちらになります)yohichidate.hatenablog.com