今日のはてブ(2014/12/30)
年の瀬になってだいぶラクになるかと思ったらそうでなかったでござるの巻というこの地獄。
シェルスクリプトワークショップ資料 - 初心者向け「シェル芸」
[シェルスクリプト][Shell][ShellScript][初心者向け][まとめ][slide]まずはここに書いてあるシェルを叩いてみて \すげぇ/ ってなって、それからがまずスタートってことですな。
(追記)シェル芸周りは結構修羅の道ではあるものの、試してみるハードルはかなり低いし「Enjoy」するきっかけとしては非常に良い取り組みだと思うんですよね。
今回ここで取り上げられているようなものって、そこまで日常ゴリゴリ使うかというとそうでもない(わけでもないのがアレですが)ですが、まずは騙されたと思ってCLIにブチこんでみるとよろしいかと思う次第。
Linuxの環境そのものは、最近のPCであればVirtualBoxに適当に(ただし今どきのディストリビューションを動かすのであればVRAMの指定は最大の128MBにした方が良い)仮想マシンを作ってそこで遊べばそれほど手間もかからないかと。
ただし「危険シェル芸」は決してやらないでください。あれはわかる人だけがゲラゲラ笑って決してコマンドとしては入れない類のものなので。
(江頭2:50や出川哲郎、月亭邦正のマネを素人がやったら大やけどするのと同じと思っていただければ)
今日のはてブ(2014/10/10)
先だって発売が発表されたPanasonicのCF-RZ4についてですが、あれはもちろん数が捌けるような機種ではありません。正直、一般的な消費者はあんな値段のノートPCなんて買わないでしょう。あれは、基本的にガチのロードウォーリアか、ガリガリ外で仕事をせざるを得ないビジネスマン向けの特殊なPCです。あとはMacのスノビズムというかオシャレな空気が嫌いな連中向け。
それでもあれだけカネのかかった仕様のマシンを量産してもやっていけるってのが、PanasonicのPC事業の恐ろしいところなんです。それは、企業向けにそれなりの数を出しているだとか、米軍スペシャルのTOUGH BOOKを出し続けるためにLet'snote側で色々と技術を試すだとかしてかないといけないという事情はあるにせよ、それでも事業として十分成り立っているわけです。
シェアという観点でのボリュームは正直微々たるものだし、マーケット内でのプレーヤーとしてのバイイングパワーはバカみたいな数量を作っているところとは太刀打ち出来ないけど、それでも商売にするあたりやはり松下ですよね。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/event/20141010_670932.html
大和ハウス、フルクラウド化に向けたネットワーク更改の軌跡 - クラウド Watch
[ネットワーク][クラウド][大和ハウス][NTT Communications]実のところ企業の情報インフラにおいて一番ネックになるのはネットワークだと思っています。特にサーバをクラウド化すると特にそう。
http://cloud.watch.impress.co.jp/docs/event/20141010_670871.html
ITのシンプリフィケーションはグローバル化を迫られる日本企業にとって急務~SAPジャパン・堀田氏 - クラウド Watch
[SAP][IT][NTT Communications][経営][企業][IT]そうは言っても現実的には末日締切を迎えて部下が報告を奉じてこないと数字が見えない企業が殆どなんだよね。
(追記)NTT Communications主催のイベントから2本取り上げました。
前者のクラウドとネットワークの話ですが、ぶっちゃけた話サーバのクラウド化って実のところハードルは結構低いんです。パブリッククラウドに持っていくってなるど、煩い連中は居るかもしれないけど、自前のサーバを集約して仮想化って話は基本的にコストダウン/アセットライトに繋がる話で、筋さえ通っていれば話は通しやすい。極論、何らかのシステムの更新やマシンの劣化更新のタイミングでうまくカネを引っ張って来ればそこに集約って出来るから。
ただ、ネットワークは基本的にコストダウンがエラく難しいんですよね。増強するってなると確実にコストが嵩む話になるし、場合によっては設備投資も必要になる。
自然、サーバの仮想化の方が先に進むわけで企業の情報インフラという観点で最大のボトルネックはこのネットワークになってくるわけです。
無論、光ファイバが昔に比べてアホほど安くなったり、UTPが頭痛がするほど安くなったり、スイッチングハブやLayer3の機器(RouterやL3Switch)が目玉が飛び出るほど安くなったりと、全般的に物理的なモノの部分は安くなっているんだけど、結局工事が伴う部分については人役が必要になるわけでかなり重たい投資になる。また、専用線やVPNを引くとなると今でもかなりカネを取られるわけで正直このあたりがネックになってくるわけです。
今回紹介されている大和ハウスの事例はシステムごとにネットワークを分離って話なわけですが、企業の中で情報の価値/重要度の重み付けという観点でネットワークを分離してそれぞれに帯域を与えるというのはひとつの方法ですね。無論、コストは増えますけど。
一方、SAPの話はERPという言葉が本邦に入ってきてからずっと言われ続けている話です。ただ、現実的にトップが自分でダッシュボードを見るかというと微妙だし、結局「使われないシステム」として埃を被ってしまうのが現実なんだよね。
昭和金融恐慌史(高橋亀吉・森垣淑/講談社学術文庫)
はしがき序第一部 昭和二年金融恐慌の基因第一章 金融恐慌の基因としての銀行制度の前近代性第一節 銀行制度の欠陥--前近代性第二節 銀行制度の前近代的特質形成の経緯第三節 機関銀行の発生・拡大第四節 その他の前近代的特異体質第五節 政府の銀行改善施策第二章 昭和二年金融恐慌の基因の累積第一節 大戦中のわが国経済規模の飛躍的拡大(一) 大戦によるわが国経済の異常発達(二) 経済規模の急膨張と銀行の態度にみられる問題点第二節 大正九年の財界大反動(一) 大正八~九年の思惑投機(二) 大正八~九年の熱狂的投機と銀行の加担(三) 大正九年反動の来襲第三節 大正九年反動の善後措置(一) 反動の性格の誤認(二) 善後措置の実情と性格(三) 安易な救済措置のもたらした弊害第三章 関東大震災以降の財界の打撃の累積第一節 関東大震災の打撃とその善後措置(一) 大震災による打撃とその救済措置(二) 震災善後措置の実情第二節 円為替の暴落、暴騰による新打撃(一) 震災後の円為替の暴落(二) 十四~十五年の円為替投機化と急騰(三) 円為替の急騰と財界の再悪化第四章 休戦九年反動以降の企業、銀行の打撃の累加第一節 休戦以降の財界打撃の累加第二節 企業欠損の累増と銀行の不良貸出の累積第三節 破綻銀行に露呈された企業-銀行の高度な癒着関係(二) 十五銀行と松方系会社との癒着関係(三) その他の若干の事例第二部 昭和二年金融恐慌の誘因と推移第一章 昭和金融恐慌の誘発第一節 昭和金融直前の情勢(一) 金融恐慌直前の経済的行詰り(二) 円為替相場の激動と財界疲弊の激化第二節 金解禁断行決意の準備工作とその影響(一) 片岡蔵相の金解禁準備工作(二) 金解禁論の問題点第三節 震災手形処理問題(一) 震災手形処理状況(二) 震災手形処理法の概要(三) 震災手形処理法案の審議過程における実情の暴露第二章 昭和金融恐慌の勃発と経過第一節 金融恐慌勃発とその通観第二節 金融恐慌の第一波第三節 金融恐慌の第二波(一) 台湾銀行の鈴木絶縁(二) 枢密院の緊急勅令否決第四節 金融恐慌の第三波(一) 台銀、近江、十五銀行の休業(二) 全国的な銀行取付の発生第三章 昭和金融恐慌の善後処置第一節 政府の救済措置(一) 事前の予防措置と第一次の緊急措置(二) 本格的恐慌収拾対策の発動(三) 日銀特融および損失補償法(四) 両特融救済法の実施とその結果(五) 政府措置に対応する日銀・市中銀行の対策第二節 休業銀行の整理(一) 休業銀行に対する措置(二) 整理上の問題点(三) 昭和銀行の設立による吸収整理(四) 台湾銀行の整理(五) 十五銀行の整理第三部 昭和金融恐慌のわが国経済に及ぼした影響とその歴史的意義第一章 金融構造および金融市場に及ぼした影響第一節 金融の変態的一大緩慢化(一) 恐慌鎮静後の金融の推移(二) 異常の低金利時代の出現とその理由第二節 預金の流れの変化と大銀行集中の急進展(二) 大銀行の地位の飛躍的向上(三) 資金の大都市集中第三節 恐慌後の金融変容のもたらした問題点(一) 日銀の金融統制力の減退(二) 金融緩慢化の中小企業の金融難(三) 金融界からの金解禁即時断行論の擡頭第四節 昭和金融恐慌の経済界に与えた打撃とその特質(一) 産業界に与えた打撃(二) 証券、商品両市場に与えた打撃(三) 昭和金融恐慌の特質第二章 昭和金融恐慌の真因とその歴史的意義第一節 金融恐慌は不可避であったか(一) 直接因とその対策批判(二) 金融恐慌の真因とその不可避性第二節 昭和二年金融恐慌の歴史的意義(一) 銀行制度改善の促進(二) 大財閥支配体制の確立付属資料(1) 昭和金融恐慌関係主要日誌(2) 昭和金融恐慌関係重要法令解説 昭和金融恐慌と平成不況の類似点 鈴木正俊