伊達要一@とうきょうDD954の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

今日のはてブ(2014/11/25)

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月末くらいまで修羅場に入っているため短縮版で。


デル、Steam向けの小型ゲーミングPC「ALIENWARE Alpha」を発売 〜MaxwellアーキテクチャのカスタムGPUを搭載 - PC Watch
[ゲーム][ALIENWARE][Steam][PC][NVIDIA][Maxwell][Intel][Core i7][Core i3][Core i5]9月21日に発表されたマシンがついに発売となりました。Steam自体あまり手を出そうというところは無いんですが、Windowsゲームがどの程度動くのか検証したいですね。

(追記)このマシンについては以前東京ゲームショーで公開されたときにはてブで取り上げています。


今日のはてブ(2014/09/21) - 伊達要一の書棚と雑記


今日のはてブ(2014/09/22) - 伊達要一の書棚と雑記

Steam自体ゲーム配信/コンソールのプラットフォームとしては1番手(EAのOriginとか)にぴったり張り付いている2番手という印象なんだけど、そもそもこの手のゲーム配信プラットフォーム自体がまだまだゲームマーケットの中ではキャズムを超えてないところにあるわけで、ここからどのように流行らせていくかという段階という認識です。
その中で、Windowsゲームと協調的に展開していくというALIENWAREの取り進め方はかなり巧い手だと思います。

あとは価格ですね。ゲーミングPCとしてスタンダードで59,800円(税抜)という価格は決してバカ高いわけじゃないけど、コンシューマ機の価格が4万円前半なことを考えるとやはり割高感は否めないです。おまけに動作という点ではCore i3Maxwellという組み合わせがどこまでやれるかというと若干疑問符がついてまわるわけで。

せいぜい6万なんで検証で買って速攻中古で流すのもアリだけど流石にちょっと無茶かなぁ。

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自分で調べる技術(宮内泰介/岩波アクティブ新書)


インターネットの普及に伴って、「知っている」から「調べる」への置き換えが進んで久しい。かくいうぼくも、結構いろんなことを忘れながら生きていて、本を読んだり調べ物をしたりするとき、ウェブだの辞書だの、それに参考資料を探したりしながらやっていることが殆どだ。
ところが、その「調べる」の質はどうなんだろう? と思うことが、ままある。それこそ、まるで何も調べず、学ばず書き飛ばしているような言説が飛び交うのを目の当たりにすると、とてつもなくげんなりするのだ。それに日常生活だけの話だけじゃない。本来「調べる」ことをしながら学問を修めるはずの大学生ですら、よくよく調べもせず物事を見過ごしていることがよくある。それでいて、卒論となると真っ青な顔をして図書館や本屋を探し回るならまだマシで、担当教授に泣きついてテーマやら文献やら聞いて済ませるなんてフトドキモノも沢山居ると聞く。
本書は、そんな風潮に対して一石を投じてくれる。もともとは市民活動――みんなが忌み嫌うプロ市民もここには含まれるかもしれない――向けに書かれた調査についての本なのだが、そんなところだけに使うのも勿体ない。2004年に上梓されたこともあり、使う機材(今どきMDレコーダを探そうとしても結構困難だろう)やインターネット周りの話もちょっと古さを感じさせるところがあるが、図書を探したりそれを纏めたり、インタビューしたりといった部分は今でも十分通用する内容だ。
何かを調べる必要があるとか、論文を纏めなければならないといったシチュエーションだけではない。日常を過ごす中で疑問を持ったり、仕事をする中で調べ物をすることだって、当然あるはずだ。そういった時にこの本は役に立つだろう。