伊達要一の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

頭文字「も」の作者

駅前の歩き方(森田信吾/モーニングKC)

B級グルメブームである。ちょっと田舎に行くと町おこしとやらで、よくわけのわからない食べ物が売り出されている。それどころか最近ではそんなメニューを集めたイベントが開催されて、またそこに人がわんさか集まるなんてことになっていたりする。最近では…

昭和金融恐慌史(高橋亀吉・森垣淑/講談社学術文庫)

歴史というものを学ぶ意味は如何なるところにあるのだろうか? それは過去に起きた事象から得た教訓を現在に活かすということが大きい。なんとなれば、これこそが人間を人間たらしめる叡智と言ってもよいだろう。なにやら近年の不勉強な輩は「今だけ見ていれ…

続・オーケストラは素敵だ オーボエ吹きの修行帖(茂木大輔/音楽之友社)

N響首席オーボエ奏者によるエッセイ。以前紹介した前作の続編だ。あとがきに「山下洋輔」の名前が出ているように、所謂「昭和軽薄体」の雰囲気に満ちていて、とっても楽しいエッセイ。 各楽器についての解説的な内容が多かった前作よりも「楽隊」の裏話的な…

オーケストラは素敵だ オーボエ吹きの楽隊帖(茂木大輔/音楽之友社)

N響首席オーボエ奏者の著者によるオーケストラをテーマにしたエッセイ。クラシックをあまり知らなくても楽しめるし、知っていればなおのこと楽しめる、肩の力を抜いた気楽に読める一冊だ。 読んでいて一番「あー」と思ったのが、弦楽器と管楽器の価格格差の…

デフレの正体(藻谷浩介/角川oneテーマ21)

日本政策投資銀行に勤務し地域振興の各分野に活躍する傍ら、平成合併前の約3200市町村の99.9%、海外59ヶ国を訪問した経験をもつ著者による、景気不振についてかなり大胆に論じた一冊。背表紙の惹句に「『景気さえ良くなれば大丈夫』という妄想が日本をダメに…