伊達要一の書棚と雑記

伊達要一の読んだ本の紹介と書評、それと雑記

仕事本

経営戦略の教科書(遠藤功/光文社新書)

経営戦略というジャンルはとかく「ハウツー」ものに堕してしまうものだ。とくに酷いのは自己啓発ものと悪魔合体してしまったもの。手段が目的となって、何の役にも立たないどころか読者に悪影響を与えるという意味で害にしかならないと言っていいだろう。 か…

議論のルール(福澤一吉/NHKブックス)

日本の社会に置いて議論という知的な作業はとりわけ脇に置かれる傾向が強い。周りを見渡してもよくわかるだろう。疑問に対して質問したとしてもそこに返ってくるものは「よけいなことを考えるな!」「自分で考えろ!」「俺の言うことに従え!」。ここに知的…

自分で調べる技術(宮内泰介/岩波アクティブ新書)

インターネットの普及に伴って、「知っている」から「調べる」への置き換えが進んで久しい。かくいうぼくも、結構いろんなことを忘れながら生きていて、本を読んだり調べ物をしたりするとき、ウェブだの辞書だの、それに参考資料を探したりしながらやってい…

ウチのシステムはなぜ使えない(岡嶋裕史/光文社新書)

富士総合研究所を経て、関東学院大学で教鞭を執る著者による、ユーザ向けのIT解説本。 全般的に著者が経験したのであろう「あるある」ネタが豊富で、IT屋に関わるひとたちからすると、笑い(それが失笑なのか、それとも冷笑なのかは敢えて語らない)がも…

現場主義の人材育成法(関満博/ちくま新書)

先日「必読」とまで言い切った「現場主義の知的生産法」(ちなみにこのタイトルは誤解をまねくイマイチなタイトルだと思う)の著者が送る「人材育成」についての一冊だ。ただ、ベタ褒めだった前作と比較すると不満が大きい。著者自身が認めているように「発…

現場主義の知的生産法(関満博/ちくま新書)

ぼく自身の話になるけど、コンサルタントというものが大嫌いなのだ。この大嫌いにはツンデレ的成分が多分に含まれているような気もするのだが、どうにも性に合わない。というのも、コンサルタントと称する連中の成果物が基本的に糞だからだ。「お前の身の回…